ドイツのシュタイナー幼稚園 2
2番目に訪れたのはオストハイマー社の近く、エックヴェルデンというところにあるランドシューレという名のシュタイナー幼稚園です。2頭の馬が私たちの訪問を待っていてくれました。
馬を飼っている幼稚園なんて日本じゃ考えられませんね! もちろん子どもたちが乗ったりもするそうです。
ここにも雪の王様が飾られていました。壁にはおさなごイエスを抱くマリアさまの絵(ラファエロの「サン・シストの聖母)、これもシュタイナー幼稚園の定番です。子どもだからと媚びるのではなく、大人も鑑賞にたえられる絵を飾るというのもは日本の保育園ではあまり見かけませんね。
今回初めて教えてもらって知ったのですが、この絵、よーく見ると、マリアさまのうしろに大勢の子どもの顔が隠し絵のように描かれています。
私たちが訪れたのは午後3時近く、もう帰りの時間になっていて、なんとなくざわざわしていました。私たちの訪問に少しはしゃぎ気味の子どもたちです。
「これは私たちのお風呂よ。」と自慢げにお風呂に入る女の子、マロニエの実がお湯の代わりです。
魔法使いになりきっているようです。
乗馬ごっこで盛り上がる子どもたち。年少の子が子分のように後からついて行きます。馬を飼っている幼稚園ならこの遊びはさぞやよくされていることでしょう。
つい立で仕切って遊び場をつくるのは、シュタイナー幼稚園の定番です。
つい立の中はままごとのスペースでした。
こちらはお店屋さんごっこのスペース。これはシュタイナーに限らず、ドイツの幼稚園のでは非常によく見かけます。
織り機。
天井や照明が面白いですね。
隅っこにはキッチンがあります。これはドイツの幼稚園の設置基準のようです。簡単なおやつなどを実際に作ります。子どもが何か作るのに参加する場合もあります。