ドイツのシュタイナー幼稚園 1
2012年の海外版保育セミナーでは、4つのシュタイナー幼稚園を見学しました。
最初に訪れたのはゲッピンゲン近郊のバッド・ボールというところにあるFilstalシュタイナー学校の中のシュタイナー幼稚園です。学校と同じ建物の中です。あらかじめ見学を希望していたので、私たちの訪問を待っていてくださいました。
入ってすぐ感じたのは、室内がピンク色だということ。これは子供が母親の胎内にいた時の色に近いから安心するという、シュタイナー幼稚園独特の考えからきているものだと思います。
真ん中に飾られているのは雪の王さまだということです。季節感を表しています。フェルトや絹の布を使うこういう飾りもシュタイナ幼稚園独特ですね。
半分の小さな子たちがトイレにいっている間、残った子たちは先生のテディベアの歌に合わせて縄跳びをしました。これは体育的な遊びというより、わらべ歌の遊びの延長のようなゆるやかな感じでした。
そのあと年長の女の子がクリーム(ヴェレダのカレンドラベビーかな)をみんなに順番につけて回りました。
そしてまた歌が始まりました。「においがするよー」と鼻をつまんだりする楽しそうな遊び歌でした。
食事の時間になりました。これは第2の朝食と呼んでいるものです。みんなでシリアルを食べています。食器は陶器を使っています。
ランチョンマットには先生作の一人ひとりのマークがつけられていました。
防寒着を着て外に行きます。
近くの自然なままの空き地?(公園というほど設備があるわけではない)で外遊び。
帰ってきてテーブル人形劇を見せます。子どもたちは大変落ち着いていました。先生も決して大きな声を出しません。先生と子どもの信頼関係が抜群にできていると思います。園全体が温かい雰囲気につつまれていました。
ここからは、室内の遊具や環境を見てください。
ウォルドルフ人形を抱く子
壁の絵は子ども向きというものではなかった。
リラ社の色鉛筆