ドイツ・ハンガリー2011の最近のブログ記事

2月5日~13日、百町森主催で海外版保育セミナーを行いました。

17人の参加者が集まり、ドイツ・ニュルンベルクのおもちゃ博見学とハンガリー・ブダペストのマイバ保育園見学をしてきました。

マイバの保育園は乳児と幼児が別れています。保育士の資格も別々だそうです。
こちらは、マイバ幼児保育園の模様です。

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この組は定員24人(障害児は1人を2人と数える)では一週間の課業の大きなテーマとして星、月、太陽というものがあり、2週間位前に家からそういう関係の資料を持ってきてもらったそうです。このポスターなどはきっとそういう類でしょう。
月面着陸のビデオを持っていた親がいたのでそれも見せたそうです。
こうする事で親子の会話も弾むし、子供が参加しやすくなるとのこと。

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子供たちは最初宇宙船ごっこをやっていました。椅子をさかさにして宇宙船に見立てているところがおもしろいですね。

参加していない子もいます。
あくまで自由なのです。日本のように一斉保育ではないので、強制しないし、参加しない子が変なレッテルを貼られる事もないわけです。

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先生は宇宙船ごっこをしていた子を集め、太陽から惑星の距離を皆にひもで測らせています。これは大きなテーマに対し、数という今日だけのテーマをここで見せているのです。課業のテーマが混合しているのですね。

あらかじめ資料で位置関係は把握させていたとの事。何センチということまで求めようという事ではなく、短い長いを確かめさせているそうです。

その他小さな風船にマジックで印を付け、大きくふくらませた時、その点がどうなるかとか、太陽を中心にして惑星の絵を描かせたり、いろいろなテーマ遊びをしていました。

マイバの幼児保育園で

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これはマイバの幼児保育園、別の組の模様です。
このクラスでは課業のテーマが職業だという事でした。数日前に消防署を見学に行っていて、自由遊びでも消防士さんごっこをやっていました。この写真は消防車です。

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この子が持っているのは青い紙です。こをを水に見立てているのです。

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ホースで消火活動をしています。様になっていますね。

CIMG0931.JPGのサムネール画像

先生が子供たちを課業な誘うのに、プリンカップをマイクに見立て「消防車○○号、至急署に戻れ!」というような事を言っています。

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みんな集まって来ました。 ただし最初から、消防士さんごっこをしていない子もいて、そういう子はここにも来ません。 布の下にいろんな職業に関した道具が隠れています。

CIMG0938.JPGのサムネール画像

布の下にはこんなものが。 先生はこれらの道具がどんな職業に使われるか言わせたり、また布をかぶせ手探りでそれがどんなものか当てさせたり、また職業に関した写真を配りその仕事の場面をジェスチャーさせて他の子にクイズのように当てさせたりと、職業の課業を実に楽しく巧みにこなして行きました。

百町森主催の海外版保育セミナーでのハンガリー・ブダペストのマイバ保育園見学の続き。
ここでは乳児保育園の事を書きます。

これは受け入れ室のロッIMG_2020.JPGカーです。子どもの私物はここに見えないように置かれているのがいいですね。日本だと保IMG_2029.JPG育室が何かぐちゃぐちゃしていますが、受け入れ室やこうしたロッカーは羨ましい限りです。

扉には子どものマークが描かれています。文字は書かれていません。
自分が使うもの(タオルや靴など)にはこのマークが描かれています。IMG_2114.JPG

2歳の子の保育室、ままごとコーナーです。左奥に沢山のベビー人形が置かれています。この年齢は役割分担がまだできないので、みんながお母さんになりたがります。12人定員の部屋に12体の赤ちゃん人形がいました。こうした所に遊びを重視した姿勢が見えますね。

子どもが外遊びから帰ってきました。

長靴から部屋の履き物に履き替え、おむつをしている子はおむつを替え、してない子はトイレに行き、そして写真の様に丁寧に指の間までしっかりと手を洗います。

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その後、感動的なのは、鏡の前に行き、自分のマークのある所から櫛を出して髪をとかしました。
この頃から身だしなみを大切にしているんですね。

この後保育室に入って行きます。

この保育園では「流れる日課」と「育児担当制」を大切にしていて、担当の先生が丁寧に子どもに対応している様が上の2枚の写真でもよく分かります。



マイバの乳児保育園で

ンガリーの旅の話の続きです。
マイバの乳児保育園で見た光景で印象に残った事を続けます。


子供たちが日本から来た見IMG_2139.JPG学者のせいでやや不安定になっていたのでしょう。そこで先生はジムニクの直径50cm位のボールを取り出し1人づつ乗せ、わらべ歌を歌いながら、ぴょこぴょこゆすりはじめたのです。

皆が乗りたがった訳ではないのですが、乗せてもらうことで何人かは安心感を取り戻し、笑顔になってきました。写真の男の子は何度もやってもらっていました。

この後、いつもの順番で1人ずつ食事になったのですが、もう1人の先生に呼ばれ、整然と行く様は見事でした(最初の子は紫の服の女の子でした)。
ここにも「流れる日課」が稼動していました。


昼食はシチューのようなものでIMG_2144.JPGした。肉だけトッピングの様に別の皿に盛られていました。シチューの量も肉も子どもの希望を訊いてから器に盛っています。子ども主体という事が感じられる瞬間でした。

先生たちの言葉掛けはたえず静かで、日本の保育園でしばしばみかける子どもに媚びたり赤ちゃん言葉をつかうということもなく、丁寧で、「まるで親のようだ。」と感想を述べる参加者もいました。
子どもの人格を尊重しているんですね。

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食事が終わった子からどんどんベッドに向かいます。
この子は自分が家から持って来たぬいぐるみを取りに行き、それを抱いて、うつ伏せになり、毛布を掛けて、さっさと眠りについていました。そのぬいぐるみも、きれいに整理された場所から何の迷いもなく持ってきて、それも見事でした。

その後、他の子もほぼ同じように家から持ってきたものを取りに行き、コットに寝ていきましたが、すでに眠りについている子もいましたが、最後は先生に本を読んで貰っているうちに皆が眠りにつくという流れでした。
やあ、お見事おみごと!

その間、子ども同士の争いなど全くなく、育児=教育というハンガリーの保育に対する姿勢をを実感した次第でした。

「父母からのクレームにどんな対応をしていますか?」という参加者の質問に、「クレームが出るような保育をしていないので、質問に答えられません。」という答えでしたが、これはハンガリーの保育を象徴していると言えますね。 乳児と幼児では資格が違うちうことからも、先生たちのプロ意識がより強いのかもしれません。

ハンガリーより

ハンガリーのブダペスト、今日はオペラ座でやるバレエ「ラ・バヤデール」観劇に参加者有志でやって来ました。
太田先生は着物で入場です。

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マイバ乳児保育園の園庭

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ハンガリーのブダペストにやって来ました。
ここは有名なマイバ乳児保育園の園庭です。

乳児だけで遊んでいるので安心ですね。

ニュルンベルクのおもちゃ博覧会

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ニュルンベルクおもちゃ博覧会の会場にやって来ました。 今年は百町森のお客さん(特に保育士)や同業の仲間と来ています。 皆さん、メッセのブースで歓声が上がりっぱなしです。 写真は万華鏡のアプレスさんのブース。


元気ですよ!

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ドイツは意外に暖かくお天気も良いです。今日はメッセ2日目。ゲームのブースを回っています。ドライマギアの新作、カルカソンヌの10周年記念のパッケージなど面白い。ギガミック社(フランス)の木製でない新商品(左写真)を試したり。

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こちらはドライ・マギアの新作。

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