精霊の守り人
人の世と精霊たちの世が混在する世界で、女用心棒バルサの活躍を描く、シリーズ第1作。異界の精霊の卵を身体に宿したために、実の父である帝や、異界の魔物から命をねらわれる新ヨゴ皇国の第二皇子チャグムを、バルサが守る。
闇の守り人
数十年ぶりに生まれ故郷のカンバル王国にもどったバルサは、幼い自分を救い、育てた義父のジグロが、卑劣な反逆者にされていたことを知る。ジグロの汚名をすすごうとする中で、バルサは己の過去と向き合うことになる。
夢の守り人
人の夢を必要とする異界の〈花〉。バルサの幼なじみのタンダは、その〈花〉に魂を奪われ人鬼と化してしまう。バルサはタンダをとりもどすことができるのか。大呪術師トロガイの過去も明かされる、シリーズ第3作。
虚空の旅人
海にのぞむ隣国サンガルに招かれた、新ヨゴ皇国の皇太子チャグム。しかし、異界からの使いがあらわれたことで、王宮は不安と恐怖につつまれる。呪いと陰謀のなかで奔走するチャグムを描く、シリーズ第4作。
神の守り人 来訪編
バルサが人買いから助けた美少女アスラは、ロタ王国をゆるがす、ある特別な〈力〉を秘めていた。その〈力〉をもとめ、王家の隠密たちが動きだす…。せまりくる追っ手から、アスラを連れバルサは逃げる。
神の守り人 帰還編
ロタ王家に仕える隠密シハナの罠にはまったバルサ。一方、アスラはみずからのふるう〈力〉を恐れつつも、心は残酷な神へと近づいていく。待ち受ける運命から、バルサはアスラを救えるのか。
蒼路の旅人
対岸の大国であるタルシュ帝国の勢力が増し、不安がたかまる新ヨゴ皇国。皇太子チャグムは、罠と知りながら、祖父とともに海軍を率いて、タルシュの圧力がかかるサンガル王国の救援にむかう。
天と地の守り人 第一部 ロタ王国編
タルシュ帝国からの航海の途中で、行方不明となった皇子チャグムを探すため、バルサはロタ王国へむかう。一方、北の大陸には、タルシュ帝国の侵攻がせまっていた。
天と地の守り人 第二部 カンバル王国編
国々の存亡をかけ、チャグムとバルサはカンバル王国へむかう。しかし、カンバル王の側近には、タルシュ帝国と内通しているものがいた。
天と地の守り人 第三部 新ヨゴ皇国編
「守り人」シリーズ最終章、完結編。隣国との同盟のために奔走したチャグムは、ようやく祖国・新ヨゴ皇国にたどり着く。帰還したバルサ、チャグムを待っていたものとは……。
流れ行く者 守り人短編集
王のたくらみによって父を殺された少女バルサ、そして彼女を救った父の親友ジグロ。故国をすてた二人の旅路を描く守り人短編集。
炎路を行く者 守り人作品集
タルシュ国の密偵アラユタン・ヒュウゴの少年時代を描く「炎路の旅人」と、女用心棒バルサの少女時代を描いた「十五の我には」の中編2編を収録。
(以上、出版社サイトより)