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大学生になった娘に「子どもの頃読んだクリスマスの絵本の中で一番好きだったのは何？」と尋ねたところ、「そうだなぁ、あれとあれと･･･」と次々に本を揚げました。

その中のベスト３の１冊がこれ。フィンランドの作家、マウリ・クンナスの描くオーロラの見える不思議な村のお話です。サンタクロースの住んでいる家、毎日の生活の様子、どうやって世界中の子どもたちにプレゼントを用意するのか･･･。そっか、サンタクロースを手伝う小人がいたんだ！　なんてったってサンタクロースの本場フィンランドのお話なんだから、絶対確かに違いない、と思える程の細かい描写がたまりません。

想像力が豊かで夢見がちだった娘によると、小人たちがアニメーションの様に動いて見えていたそうです。娘曰く、「そうそうこのページ！　私さぁー、小人たちとこの部屋で走り回って遊んで、一緒にベッドに寝たんだよ。干草の匂いとかも覚えてる。」まさに本の中に入り込んでいたんですね。

どのページをめくっても細部まで丁寧に描かれていて見飽きることがありません。今回久々に読み返して、ヒンメリを見つけて感激。子どもも大人も何度読んでもその都度新しい発見がある楽しい絵本です。

（スタッフ川島）

サンタが住んでいるという国、フィンランドの絵本作家が描いたサンタの絵本。毎年、小人たちに手伝ってもらって、世界中におもちゃを届けるサンタ。疲れたらやっぱり最後はサウナだな。