戦争と平和 子どもと読みたい絵本ガイド

  • 戦争と平和/草谷桂子
  • 1,500円+税(10%税込1,650円)
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商品の説明

戦争とは? 平和とは? どうして戦争は起きるの? 戦争が起こったらどうなるの? 

戦争と平和について子どもたちと考えるきっかけになる絵本を、テーマや年齢を考えて丁寧に選んだガイドブック。司書さんにもお薦め。

(出版社サイトより)

昨年2月にロシアによるウクライナ軍事侵攻が始まってから、多くの人が平和に対しての気持ちを高めた1年半だったことは事実です。

世界の難民の数は今1億1千万を超えたそうです。しかし、『難民に希望の光を…』という本には、難民にもなれず、国内にとどまり、戦争や貧困によって死んでいく人や子どもたちもいるとあります。この本で紹介される国連の難民高等弁務官をしていた緒方貞子さんは「日本人は内向き」と言ったそうです。

さて、私のようにただの絵本好き、ただの玩具好きは世界平和に貢献していると言えるのか?視野を内向きにしてはいないか…私はこういった問いかけを自分自身にすることがより増えた1年半だったといえます。

そんな中、私の疑問に答えてくれる本が登場しました。

草谷桂子さんの今回執筆された本には戦争や平和の本とわかるものから、一見それと関係なさそうなものまで、200冊以上の絵本が紹介されています。全編通して草谷さんの素晴らしい解説付きですが、私には後者の絵本たちが草谷さんの深い読み取りで、より光輝いて見えることをとても嬉しく思いました。

                             

この本には例えば「いのちって?」という見出しのところでは『せいめいのれきし』が紹介され「今、私たちがこの時代を生きていることは…奇跡に近いこと…その一瞬を無益な争いなどしないで、豊かな自然を残して未来の子どもたちに手渡したいと思わずにいられません。」とあります。

また、『なみ』が紹介されているのは「『ちがい』って?」いう見出しのところ。「女の子が波に挑戦し、波とたわむれ、波と仲よしになる単純なストーリーですが、私たちにはこの絵本が、異質なものに出会い、相手の懐に入り、信頼し、友だちになり、新たな価値観とも思える宝物を得て、心が豊かになっていく過程に思えてなりません。」とあります。

こうした絵本を子どもたちに提供することも、平和を作り出す一歩になっているだろうことを、この本は静かに訴えているのだと私は思います。

(2023年7月 柿田友広)

読売新聞で紹介されました

(読売新聞静岡版 2023年8月18日より)

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商品詳細

著: 草谷 桂子
寸法: 21×15cm
内容: 160ページ
製作: 子どもの未来社 (日本)
初版発行日: 2023年06月29日

商品の仕様(色、材質、形状、パッケージなど)は予告なく変更することがあります。記載されているすべての寸法と重量は目安であり、それをお約束するものではありません。

この記事を書いた人

柿田友広百町森代表、別名「プーおじさん」

自宅で家庭文庫を運営する一方で、地域の園、小中学校で読み聞かせを行う。子育て支援や園などで、おもちゃや絵本の講演活動をしている。著書「絵本とおもちゃでゆっくり子育て」他。(スタッフ紹介ページへ

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