イタリア語辞典の補足

  • BMB012 イタリア語辞典の補足(英語)/MUNARI
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商品の説明

ムナーリの代表作のひとつでもある「ムナーリのフォーク(あの手この手)」(1958、ジオストラ出版)は、フォークを手に見立てて、指にあたるフォークの先の歯を軽く曲げたり、一本だけ立てたりしたイラストがシンプルで洗練されています。

リアルな手の写真と違って、イラストはデフォルメや表現が自由で、作者の意図を見事に表現しています。この辺りは、グラフィックデザイナーとしての彼の才能が発揮されています。 また、短いキャプション(例:すてきですこと、1回だけ、やけどした)もユーモアがあり、コピーライティングの才能も感じます。

この「イタリア語辞典の補足」も1958年が初出ですが、手を使ったジェスチャーを扱っている点で、その流れを汲むものと言えそうです。どちらが先かはわかりませんが、この本でジェスチャーを研究するうちに、フォークにやらせてみよう!となったのなら面白いですね。

イタリア人の手を使ったジェスチャーを集めたもので、見開き片面に白黒写真、もう片面にジェスチャーの呼び名と解説が4ヶ国語(イタリア語、英語、フランス語、ドイツ語)で書かれています。日本語訳は付きませんが、英語の部分を見て、ふわっとわかるくらいでも楽しめます。

出版の経緯

この本の初版は非売品でした。1958年にイタリア・トリノのベルモット(甘いワイン)の生産者であるカルバーノ社が刊行したもので、イタリア人の使う身振りやジェスチャーの辞典を30枚の白黒写真で構成しました。 第2版は1963年にイタリア・ミラノのムッジャーニ社から刊行されました。その際、1832年にイタリアで出版されたジェスチャーに関する本から20のジェスチャーについての文章とイラストが追加されました。

このコッライーニ版は、1963年の第2版に完全に準拠したものです。

(スタッフささき)

イタリア人のアイデンティティーとなった本

この本は、言葉を使わずに、手や、顔の表情や、身振りなどのジェスチャーで自分を表現するさまざまな方法が掲載されています。

元々はナポリのものであったこれらの表現はイタリア全土に留まらず、世界中のあちこちにまで広がりました。 アメリカの「OK」などもその1つで、日常言語の一部となっています。

これらを1冊にまとめたムナーリは、「外国人観光客がイタリア語辞典を補足するのに最適である」との考え以上に、言葉という言語コミュニケーション以上にこれらの視覚表現に大きな意味を見出していたのです。

<SILENCE!>
The index finger is laid across the lips, as if to keep them shut.

<静かに!>
人差し指を唇の上に置き、まるで唇を閉じているかのようにします。

<HORNS>
A protective gesture to ward off a curse or the evil eye. The index and little fingers of the hand jab downwards, as though to ban the evil into the earth.

<角>
呪いや邪悪な目を追い払うための保護のジェスチャー。 悪を地球に追い込むかのように、手の人差し指と小指が下に突き刺されます。

(輸入元サイトより)

「この本で著者は、手だけでなく、人全体の表情や態度を使って、言葉を使わずに自己を表現するさまざまな方法を検討しています。(中略)時が経ち、ナポリ人の多くが広まるにつれ、ナポリ人の多くは、これらの古代のジェスチャーは全国的に使用されており、最終的には、有名なアメリカの OK など、世界の他の民族のジェスチャーもいくつかあるため、できるだけ多くのジェスチャーを収集することが適切であると考えました。イタリアを訪れる外国人が使用するため、またはイタリア語辞書の補足として使用するために、可能な限り正確な文書を作成するために、わいせつで下品なジェスチャーを除外しています。」

序文よりブルーノ・ムナーリ

(出版社サイトより)

商品詳細

著: ブルーノ・ムナーリ
言語: 4ヶ国語併記(イタリア語、英語、フランス語、ドイツ語)
寸法: 16.5×12 cm
内容: 118ページ(ペーパーバック)
初版発行日: 2024年(オリジナルは1963年、1999年に出版されたコッライーニ版を再販)

商品の仕様(色、材質、形状、パッケージなど)は予告なく変更することがあります。記載されているすべての寸法と重量は目安であり、それをお約束するものではありません。

この記事を書いた人

ささき佐々木隆行

2000年に百町森にジョインしたw古株。2人の息子の子育て中に、テーブルゲームにずいぶんと助けられる。 『絵本の読み聞かせ』のように、『家族でゲーム』を文化として根付かせたいという思いで、毎月1回「家族でゲームの日」を開催。ホームページ、ライブ配信、オンラインイベント、動画編集、ネット・IT関連担当。似顔絵イラストはコイズミチアキ(@koizumichiaki2)さん(スタッフ紹介ページへ

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