西洋音階・童謡はあとから
最初に出会う楽器
わらべうた・こもりうたや民謡など伝承音楽の音階は、ドレミソラやレミソラシの五音でできていることが多いのですが、これをペンタトニックと言います。不協和音のない音階です。
図のような西洋で作られたペンタトニックの楽器で日本のわらべうたが弾けるのも不思議ですが、使われる主な音は異なっているようです。これは、それぞれの民族が持っている言語の特質からくるのだそうです。わらべうたが民族のアイデンティティと関係があるのもうなずけます。これは後から政治的に押しつけられた愛国心と違い、他民族を理解する柔軟性を有するものです。
また、小学生から楽譜を習うにあたっても、ペンタトニックを理解していると、遊びの中でスムーズに教えることができます。
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(文:柿田友広、絵:相沢康夫)