相沢の修理日記 10
10. アウリスグロッケン
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アウリスグロッケンは、私の大好きな楽器です。特に可愛らしい形がお気に入りなんです。乳児期のお子さんには、クインタか、ペンタトニックがお薦めです。
このアウリスグロッケンは、音板を釘で固定しています。落とした時などに、ちょうど音板に衝撃が加わったりすると、釘の頭が取れてしまうことがあります。
頭が取れて残っている釘を引き抜いた穴に、新しい釘を打つと、緩いことがあります。その時は、一度穴を埋めると、釘がしっかり留まります。大した手間はかからないので、お試しあれ。
(2006年4月 佐々木隆行)
カルテ
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- 商品名:アウリスグロッケン
- 製造:アウリス社(スウェーデン)
- 状況:音板を固定する釘が取れてしまった
- 担当:佐々木隆行
修理内容
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1.釘を引き抜いた穴をつまようじなどで埋めます。あらかじめ木工用ボンドを注入しておきます。
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2.3時間ほどして、接着剤が固まったら、つまようじの飛び出した部分をカッターナイフなどで切ります。
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3.完全に埋まった状態です。これで、もう一度釘を打っても大丈夫。
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4.反対側の釘を抜きます。音板に傷を付けないように、厚手の布を敷きます。
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5.枕になるゴム管を置きます。
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6.専用の釘にゴム管をはめます。
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7.枕のゴム管を貫通するように釘を打ちます。
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8.これで完成。
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