相沢の修理日記 15
15. チャイム玉の塔の軸折れ

チャイム玉の塔(小)を直します。チャイムを支えて吊っている棒が折れてしまい、チャイムが外れています。
(2006年12月 相沢康夫)
カルテ

- 商品名:チャイム玉の塔
- 製造:ショルナー社(ドイツ)
- 状況:接着面がはがれてグラグラ
- 依頼主:C保育園(静岡県)
- 担当:相沢康夫
修理内容

1.3本あるチャイムのうちの1本が取れてしまいました

2.本来ならこのようにチャイム(パイプ)が吊り下がっています。

3.支えの丸棒が折れてしまったようです。

4.折れた丸棒(直径4mm)と同じ長さの丸棒を作ります。

5.下が新しい丸棒です。

6.丸棒を通す穴の直径は6mmで、埋め木でフタがしてあります。

7.まず、残っている埋め木を取る必要があります。金づちでトントン・・・なかなか取れません。

8.結局、ドリルで6mmの穴をあけることに。

9.丸棒を通した後、埋め木となる6mm丸棒を長いままグッと押し込み、カッターで印を付け、取り出して切ります(こういうやり方を「現物合わせ」と言います)。

10.できた埋め木です。これを穴に接着しますが、6mmの穴に6mmの丸棒なので、このまま接着してもダメなんですね。丸棒の周りに凹みをつける必要があります。

11.ペンチのギザギザの部分で埋め木を軽く握って、凹凸を付けます。ずらしながら一周やります。

12.これで周囲に凹凸ができました。

13.これに木工用ボンドを付けて、穴に埋め込みます。

14.ぴったり埋まりました。

15.完成です。
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