相沢の修理日記 18
18.ノックアウトボールのふた割れ
ミッキー社のノックアウトボールを直します。
ふたの部分(上面の板)が2つに割れてしまっています。よく遊ばれた証ですね。
(2007年3月 相沢康夫)
カルテ
- 商品名:ノックアウトボール旧タイプ(4つ穴)
- 製造:ミッキー社(スウェーデン)
- 状況:ふたの割れ
- 依頼主:C保育園(静岡県)
- 担当:相沢康夫
修理内容
1.上面の板が2つに割れています。よく見ると、表面はささくれてガサガサです。
2.まず、この板を取り外す必要があります。接着されているので、そこをはがします。
3.完全に2つに割れています。
4.すきまに接着剤を塗り込んでゆきます。
5.狭い隙間は、紙を一枚差し込んでボンドを奥まで入れます。
6.クランプで圧着(一晩)。
7.はみ出した接着剤は拭き取ります。
8.翌朝。板は完全にくっつきました。が…
9.表面がガサガサです。このままでは、子どもの手にとげが刺さってしまうでしょう。
10.まず、大きなささくれは、カッターで切り取ります。
11.次におおまかにサンダーをかけます。ブ〜ン!(ペーパーは240番)
12.細かい部分は手でサンドペーパーをかけます。丁寧に丁寧に…。(ペーパーは320番)
13.おお!表面がツルツルになったぞ。
14.ではこの板を、本体に接着しましょう。
15.クランプで締めてまた一晩。
16.…
17.翌朝…完成です。
18.表面にはささくれひとつなく…
19.割れた跡は残っていますが…
20.また遊べるようになりました。
21.新しい玉をサービスしてできあがり。
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