はじめての乗りものには足こぎ四輪車(トイカー)を!
初めての乗りもの
三輪車のペダルをこぐのは意外に難しいもの
三輪車は子どもの乗り物の王様ですが、小さい子にとって、「ペダルをこぐ」という操作は意外に難しいものです。こげない子は、両足で蹴るのですが、ペダルが邪魔なので、脚をペダルにぶつけながら、のろのろと進んだりしています。
足で地面を蹴って進む
この時期にお薦めなのが、ここでご紹介する足こぎ四輪車です。ペダルもないので、思いきり地面を蹴ることができます。小さな子どもにとっては全身を使った結構な運動量です。慣れればスピードも出るので、三輪車に乗るようになってからも時々活躍することがあります。
体育専門保育士中島澄枝先生の話から
片足で立てる能力が獲得されると二足歩行ができると言われています。その前にはここで取り上げたトイカー(足漕ぎ4輪車)と言われる乗り物で「両足蹴り」を練習すると脚力が付いてきます。左右がきれいに同じように揃って蹴れる、両足の指で蹴れる練習を通して、その後三輪車のペダルを漕ぐなども含めた左右交互の「交差性」の蹴りへとつながります。
走れる様になってもトイカーで原っぱを疾走するといった遊びはとても足の指の練習に有益です。
足の裏全体を使って蹴るローリング状の足の使い方は中手骨(親指以外の指の骨)が発育する4歳ぐらいまでにできるようになります。