0ヶ月からのおもちゃ
初めて出会う「世界」
おもちゃは子どもの自立を助ける道具であり、年齢に応じたおもちゃは発達を促します。これらのアナログのおもちゃは、子どもの五感を育みます。
大人は子どもの遊びを助けてあげなければならないこともありますが、遊ぶ姿を見て癒されたり、自立して遊んでいる間に、次の日課の準備ができたりします。大人の目で良いものを選び、子どもとよい関係を作るのにお役立て下さい。
ここで紹介するのは、ヨーロッパで長く愛されてきた乳児用のおもちゃで、安全性はもちろんのこと、素材・色・重さ・手触り・音色・音量などについて良く考えられたものばかりです。感覚を発達させていく途上にある乳児には、このような落ち着いた優しい刺激がちょうどよいでしょう。
にぎる・ふる・なめる・かむ
触覚を育む遊びの大切さを理解して良い遊具と出会わせてあげましょう!
赤ちゃんがこれから手先を器用にしていく上で、最初の一歩が「触る」、その延長上に「握る」という動作があります。握れない時には、大人は「にぎにぎにぎ」というわらべうたをやって赤ちゃんに真似させ「握る」下準備をしておきます。また、にぎにぎのおもちゃに触れるように大人は環境を整える必要があります。ベビーボール等のおもちゃを赤ちゃんの前で振って見せたり、あるいはベッドやジムに吊るして、触らせてあげましょう。そのうちに、「触る」から「握る」ようになっていきます。
にぎにぎやラトルは、自分の手で持ち、見たり聴いたりできる主体的なおもちゃです。最初は音を鳴らしてみせてあげてください。ベビートレーナーなどに吊るして触らせたり握らせたりするのは2ヵ月位から。3〜5か月、自分で持てるようになれば持たせてみましょう。(最初から吊るすタイプのベビーボールなどは別です。)だんだん振るのが楽しくなります。
生後6〜7ヶ月になると、力も付いてきて軽いおしゃぶりでは物足りなくなります。その頃はドリオや丸スズなどの少し重たいガラガラを与えてみてください(6ヶ月からの「おすわりの頃に」ページ参照)。
「ものを握る」力は自由に腕や指を使えるようになる初めの一歩です。お箸を上手に使うなど生活に欠かせない身体機能の始まりです。いづれは「自分の身体をぶら下げる」力など体育的な運動機能にも繋がります。
また、赤ちゃんが口に木製のラトルや歯固めを入れて遊ぶことは、口の中を過敏にさせないことに繋がり、離乳食を食べるなどの下準備となります。
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見る
生まれてすぐにも、赤ちゃんは何かを見ようとしています。リュースターなどを陽ざしが届く窓辺に吊るすと、壁などに映る虹のような光をじっと見たりします。また、追視が始まる1ヶ月半〜2ヵ月頃から、ゆっくり動くもの(モビールなど)に、赤ちゃんの目は引き寄せられます。ひとたび身に付けた能力を赤ちゃんは使いたくてしょうがないかのようです。大人は例えばモビールの動物を指さし「ほら○○いたね!」といった会話をするように心がけましょう。
以下、コダーイセンターの中島澄枝先生(体育担当)からのコメントです。
脳細胞と脳細胞をつなぐネットワークの結び目をシナップスと言います。人のシナップスは24か月ぐらいまでに一生使うネットワークができるのどうです。「三つ子(満年齢表記では2歳です)の魂百までも」(魂という表現がとてもいいですね)と言った昔からの言い伝えは脳科学で正解を与えてくれました。その中でも視覚脳のシナップスの生成ピークは8か月なのです。視覚脳は大脳全体の8割いを占めると専門書に書いてあるんですね。生まれて一年ぐらいに何を見て育ったかで一生の思考に影響があるということです。ゆっくり動いて見えるをとらえる、反応できる脳細胞シナップスの生成に大切です。テレビやスマホの画面、VTRやコンピュータゲーム等の画像の様にぱ!ぱ!と切り替わるものではいけませんね!
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聴く
赤ちゃんは母のお腹の中にいる時、鼓動を聞いているといいます。そして、生まれてからも、母の声を本能的に聞き分けるため、聴力だけは発達していると言われています。ですから、赤ちゃんへの最初の贈り物は音のするおもちゃがオススメです。オルゴールはその場でシリンダーが回り弁をはじくのでいわばライブ演奏、MP3音源とは違うやさしい音色は、赤ちゃんはもちろん、そばにいる大人も思わず安心し、微笑んでしまいます。
また、赤ちゃんにとって大事なのは、静けさです。CDを流し続けているような環境では、耳はかえって鈍感になり、聴く力が育ちません。オルゴールや木の擦れ合う音、メタルフォンやシロフォンなどが奏でる温かい響きを、静けさの中で楽しんでみて下さい。
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ハイハイ前
はいはいの前の赤ちゃんは、力も付いてきて活発です。耳や目を働かせて周囲にあるあらゆるものに興味を持ちはじめます。落とすおもちゃや起き上がりこぼしはそんな時に活躍します。
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もうじき1歳のお誕生日という頃に
お座りができ1歳に近づくまでには、中にはつかまり立ち、早い子だと、もう歩き始める子もいます。この頃になると、拍手、名前を呼ぶと片手を揚げる、両手で万歳、ばいばい、「こんにちは」や「ありがとう」の意味で頭をさげる、指差し…などができるようになり、動作も子どもらしくなります。そして、今まではなかなかおもちゃらしいもので1人で遊べなかったのが、4cm以上の呑み込めない大きさの玉のおもちゃ等で少し遊べるようにもなります。
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