5歳児期
数の概念形成とワーキングエリアの活用
(参照:NPO法人国際臨床保育研究所)
小学校に上がって45分間座れる、先生の話に耳を傾ける、教科書を開いて意欲的に学ぼうとするなどの、基本的なスキルが身についていない子どもが増えました。学習意欲を低下させる子どもの多くは、指先が不器用だった、記憶するのが面倒だった、数えたり読み取ったりするのが苦手だったと言われています。学習のための基本的なスキルの必要性が現場で再確認されてきました。
早く気づいてあげたい発達のポイント
視覚 | 全体像から部分の意味を理解しますか? | 全体の絵や図の一部だけのカードを見せて、それが全体像のどの部分かいい当てることが出来れば安心です。 |
手の運動 | 幅の狭い長めの紙をハサミで切ることが出来ますか? | それを指導者の手助けのもと切れれば安心です。 |
身体の運動 | 手すりにつかまらないで階段を上り下り出来ますか? | 自分で足を交互に出して上り下り出来れば安心です。時々、同じ段を上り下りするのは不十分です。 |
言語 | 二つの反対語を言えますか? | 「ゾウは大きくてネズミは小さい」、「氷は冷たくて火は熱い」などが言えれば安心です。 |
聴覚 | 言葉の概念(共通性)を理解していますか? | 10匹の飛ぶものと飛ばない動物の名前をいって、5匹ずつに分けることが出来れば安心です。 |