カタミノ KATAMINO
- GK001 カタミノ
- 5,600円+税(10%税込6,160円)
- 会員価格(5%OFF)
054-251-8700
500問のパズル+2人用ゲーム
商品の説明
カタミノは12のペントミノ(説明書の中ではペン「タ」ミノと表記されていますが一般的にはペン「ト」ミノ)をぴったりはめるパズルです。問題は易しいものから難しいものまでなんと500問。
2人用のゲームとしては、枠を埋めるスピードを競うクイックゲームと、8×8のボードに交互にピースを置いていき、置けなくなった方が負けという有名な戦略ゲーム「ペントミノ」が遊べます。
お薦めポイント:
- 基本は一人用のパズル。
- 赤いピースはサイコロ型の立方体、茶色いピースは立方体と立方体が2つくっついた直方体なので、埋められない隙間を埋めるのにぴったり。これがあるとぐっと易しくなります。
- 2人用ゲームとしても遊べます。パズルをベースにしたクイックゲームはスリルが味わえます。また、歴史的なゲーム「ペントミノ」が遊べるのはうれしい。
ルール:
- 【1人用ルール】
- 問題集に掲載されている問題を順番に解いていきます。難易度0(3歳以上)から難易度4(8歳以上)まで500問。
- パズルとしてではなく、様々な形を自由に作ってモザイク遊びもできます。
- 【2人用ルール】
- クイックゲーム:ボードを真ん中で2つに分け、ピースも分け、よーいどんで、自分サイドの四角形をできるだけ早く埋めます。
- ペントミノ:問題集の最後のページにある8×8のボードに、交互にペントミノを置いていきます。置けなくなった方が負け。このゲームは1960年ごろ、ソロモン・W・ゴロムによって考案されました。
遊び方の例
難易度0(非常に簡単:3歳以上)
全てのペントミノと赤いピース「と」茶色のピースを使ってスペースを埋めます。スライダーを置く位置も自由なので、最初は少ないピースから始めましょう。赤も茶色も自由に使えるので、かなり簡単です。
難易度1(簡単:4歳以上)
全てのペントミノと赤いピース「または」茶色のピースのどちらかを使ってスペースを埋めます。赤ならばかなり簡単ですし、茶色は少し難しくなります。
難易度2(5歳以上)
全てのペントミノを使ってスペースを埋めます。赤いピースも茶色のピースも使いません。かなり難しくなったように感じますが、どのペントミノを使うかは自由なので、その点ではまだまだ易しいと思います。
難易度3(6歳以上)42問
ここからは問題集を使います。一番簡単な問題は、一番上の行(A)の左側3つのピースを使います。スライダーをボードの「3」の右の溝にはめ、スライダーの左側のスペースに、この3つのピースをはめます。
解答はこんな感じです。
次に、スライダーを1つずらして、ボードの「4」の右の溝にはめ、スライダーの左側のスペースに、この4つのピースをはめます。
解答はこんな感じです。同様にピースを1つずつ足しながら、ピースの問題、6ピースの問題…8ピースの問題と解いていきます。一番上のA行が完成したら、同じようにB行からG行まで解いていきます。
難易度4(8歳以上)118問
5ピースから9ピースの問題を解きます。
難易度5(大人)340問
4ピースから11ピースの問題を解きます。
問題集には6ページ分500問の問題が掲載されています。
クイックゲームの遊び方
2人用のパズル+スピードゲームです。スライダーをボードの中央に置きます。パーツのうち「I」「X」の2つを除いた10ピースを交互に1つづつ取って自分のコマにします。赤と茶色の小さなピースを公平に分けます。
2人同時にスタートして、自分のスペースを先に埋めた方が勝ちです。
戦略的ゲーム「ペントミノ」の遊び方
問題集の裏表紙にある8×8のボードを使います。12個のペントミノ・ピースを周囲に置きます。
交代でピースを1つ取ってボード上の任意の位置に置きます。置けなくなったら負けで、最後まで置くことができたら、最後に置いた人の勝ちです。
その他の遊び方
平面構成(モザイク)遊び
問題集には実物大のパターンが2つ、縮小されたパターンが21種類掲載されています。これにとどまらず、自由に好きなパターンを作って遊べます。
立体構成(積み木)遊び
自由に積んだり、並べたりして遊ぶこともできます。
カタミノの素晴らしいアイデア=スライダー、ボードのマス目
この手の「空間を埋めていくパズル」の難易度は使うピース数である程度決まります。3ピースの問題と12ピースの問題ではピースを置くパターンのバリエーションは桁違いです。
もしスライダーがなかったら、易しい問題では、あらかじめ9ピースを問題通りに配置したうえで、「さあ残りの3ピースで隙間を埋めてください」となります。これはこれでいいのですが、問題を作る手間が発生します。
しかし、カタミノにはこのスライダーがあるので、3の右の溝にセットすれば3ピース用のスペースが、4の右の溝にセットすれば4ピース用のスペースが瞬時にできあがります。このアイデアは本当に素晴らしいと思います。
さらに付け加えると、ボードには正方形のマス目が書いてあり、縦1列が5個分の正方形になっています。そしてペントミノのピースはすべて正方形5個分のスペースを使います。 スライダーを1個ずらすことは、正方形5個分、つまりペントミノのピース1個分に相当するわけです。このことは特に問題集でも触れられていませんが、子どもはペントミノのパズルで遊びながら、 一つのピースが5個の正方形で構成されていて、ボードに描かれたマスと同じサイズで、スライダーをずらすと(面積が正方形)5個分増えて、同じ面積に相当するペントミノが1個増える、という体験を何度も繰り返すことになります。
「最後の1個がはまらない」なんてことも、このパズルでは何度も何度も起こりますが、その時に埋まらないスペースは正方形5個分です(当たり前ですが)。そのことも、ボードに描かれたマス目によって無意識ではありますが視覚的に体験します。
こういった体験を通して、子どもたちは繰り返し「5」という「量」を扱います。「カタミノ」が他のパズルと一線を画すのはこの点だと思います。
カタミノ 関連動画
「ペントミノ Pentomino」とは
正方形が5つつながった形のことを指します。
古くは1907年に出版された「カンタベリーパズル」(デュードニー)の「壊れたチェス盤」という問題に登場します(興味のある方は原著をご覧ください)。
13個に分解されたピースを元の8×8マスのチェス盤に戻すという問題です。この時点でペントミノのバリエーション12種類が全て登場するのは見事です(もう1個は正方形4つでできた正方形)。実は、この時点では「ペントミノ」という名前は付いていません。
数学者であるソロモン・W・ゴロムが1953年に名付けたと言われ、もともと存在した「ドミノ Domino」という正方形が2つつながった形から、「Domino の'd'は'2'を意味する'd'だ='d'+'omino'」と「解釈」したのです。 それを水平展開して、5を意味する'pent'と'omino'をくっつけて「pentomino ペントミノ」と名付けたのです。
ペントミノは12種類
「カンタベリーパズル」にも登場した通り、全部で12種類の形があり、それぞれに呼びやすいようにアルファベットになぞらえた名前が付いています。
ゲームとしてのペントミノ
「ペントミノ」はあくまで「形」を示す言葉でしたが、ゴロムはペントミノを使ったゲームを1960年ごろに考えて、それを「ペントミノ」と名付けました(ややこしい〜)。
「カンタベリーパズル」のチェス盤と同じように8×8マスのボードに、12種類のペントミノを交代で置いていって、置けなくなった人が負けというゲームです。「カタミノ」では、この歴史的ゲームを遊ぶことができます。
(スタッフささき)
商品詳細
年齢: | 3歳〜 |
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人数: | 1〜2人 |
時間: | 10分 |
作: | André Perriolat |
箱寸法: | 33×20×4.8cm |
部品寸法: | 30.5×14cm(木製ボード) |
素材: | 木、紙 |
内容: | ボード、スライダー、ピース20個、問題集 |
製作: | ギガミック社 (フランス) |
生産国: | 中国 |
規格: | CE |
安全性: | 3歳未満不可(誤飲防止のため) |
初版発行日: | 1992年 |
原著: | Katamino |
分類: | 思考 |
商品の仕様(色、材質、形状、パッケージなど)は予告なく変更することがあります。記載されているすべての寸法と重量は目安であり、それをお約束するものではありません。