Grazie, Alex! #02
巨匠が愛したすごろく
今年はアレックス・ランドルフさん生誕100年
2022年は私たちが敬愛するゲーム作家アレックス・ランドルフさんの生誕100年です。彼は1922年にボヘミア地方で生まれ、2004年に81歳でベニスでなくなるまで、数多くのゲームを作りました。あらためて、彼が生み出した素晴らしいゲーム作品と、偉大な功績に感謝したいと思います。アレックス・ランドルフさんは、子ども向けから大人向け、運勝負のすごろくから戦略ゲームまで、様々なゲームを生み出しました。
その中でもとりわけこだわったもののひとつが「すごろく(もしくはレースゲーム)」でした。彼はこれでもか、というほど、工夫とアイデアを重ね、その成果は、晩年の傑作「すすめコブタくん」で結実しました。
コプタ通信2022年4月号別冊より(PDF版341Kをダウンロード)
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1985
自分のコマがない?
色で進むレース
「自分のコマ」という概念がなく、どの色のコマでもゴールさせたら勝ちなので、誰でも勝つチャンスあり。一番最後にゴールさせた人も勝ちというのも斬新。
テンポかたつむり
3才〜/2〜6人/10分/ラベンスバーガー社(ドイツ)
1994
数カードの数だけ
前に移動する
1996
ひもを巻く間進む
アクションゲーム
別のプレーヤーが8の字にひもを巻き付けている間、船を動かします。
レッコ!(参考品)(リンク先は「ライネンロス」(Zoch社、2017))
1997年年間ゲーム大賞子ども特別賞
6才〜/2〜4人/10〜20分/ハバ社(ドイツ)
1997
上手に嘘をつくと
勝てるすごろく
筒の中で振ったサイコロを自分だけが見て、コマを進めます。嘘を付いてもいいけど、バレると落とされます。
チャオチャオ... !
8才〜/2〜4人/25〜30分/ドライ・ハーゼン社(ドイツ)+メビウス・ゲームズ(日本)
1999
びゅんびゅん回る
バイクレース
2001
おんぶもうれしい
1の目もうれしい
同じマスに止まったら、すでにいるコブタの背中に乗り、下のコブタが進むときに、一緒に乗せていってもらえます。「1」が出たら、もう一回プレイできるのもうれしい。
すすめコブタくん
2001年年間子どもゲーム大賞ノミネート
4才〜/2〜7人/15〜25分/ドライ・マギア社(ドイツ)