2024年4月28日(日) | 14:00-15:00(予定) 定員:20名(お電話でご予約ください 054-251-8700)

【終了】【ワークショップ】顕微鏡で放散虫を見てみよう!

4月30日は、放散虫の日!※4(フォー)と30(さんじゅう)で放散虫

放散虫研究のエキスパートで、今回のゲストである新潟大学の松岡篤先生が監修された「ほうさんちゅう(アリス館)」より

「放散虫」ってなに?

5億年前の古生代カンブリア紀からいる、原生生物の一群です。現在の海にも生き続けている単細胞生物で、シリカ(SiO2)の殻を持っています。 形が放射状に広がるものが多いことから「放散虫」と名付けられました。

小さいことで「虫」とついていますが、昆虫や節足動物ではありません。どこの海にもいますが、アメーバ状の体を含めても3mmもないので、気づかないかもしれません。 ガラス質の硬い骨格は、死んだあとも壊れずに海の底につもって化石になります。右の写真も化石です。これまでに1万以上の放散虫に種名がつけられています。

2023年の放散虫イベント

2023年は、「放散虫の日」を記念して、放散虫研究のエキスパートである新潟大学の松岡篤先生を初めてお招きしました。 「はじめての『放散虫』ワークショップ」と題して、放散虫についてのお話をうかがい、「放散虫トランプ」を使って遊んだりしました。また松岡先生の講義をライブ配信しました。

2024年は顕微鏡を使った放散虫の観察ワークショップ

顕微鏡の写真はイメージです。当日使用するものとは異なる部分があります。

今年も昨年に引き続き、「放散虫の日」を記念して、放散虫研究のエキスパートである新潟大学の松岡篤先生を講師としてお招きします 。砂つぶの中から放散虫の化石を探す体験をして、顕微鏡を使って自分の目で放散虫を観察するワークショップを行います。

観察対象は、地層から取りだした放散虫の化石。 海でプランクトンとして生息していた放散虫の殻で、砂つぶの中から放散虫の化石を探す体験ができます。 砂つぶから放散虫を探し出したあとは、顕微鏡を使って放散虫のきれいな形を観察します。 使用する顕微鏡は、実際に研究室で使われているもの(実体顕微鏡、正立顕微鏡)です。 対象は小学生くらいからですが、幼児でも、見るだけなら顕微鏡観察を楽しんでいただけます。

放散虫研究の第一人者の松岡先生と一緒に、放散虫を顕微鏡観察することで、本物の「サイエンス」に触れることができる貴重な機会です。

恐竜と同じ時代から、今もなお進化を続ける「放散虫」について、この機会にその魅力を知ってみませんか?夏休みに向けて新しいことを知るチャンスかもしれません。おひとりでの参加も大歓迎です。

参加者には「放散虫カレンダー」をプレゼント!

ポスター的なカレンダーです(税込550円、A2判)。ご家族で参加の場合は、一家族に1点となります。

当日は放散虫グッズも販売

放散虫トランプ

放散虫クリアファイル(A)モノクロ(電子顕微鏡)

放散虫クリアファイル(B)カラー(光学顕微鏡)

放散虫マスクケース

プロフィール:松岡篤(まつおかあつし)/新潟大学

1958年兵庫県生まれ。アンモナイトの研究者を目指して大阪市立大学に入学。 在学時に放散虫の研究が日本の地質の認識を大きく変えた「放散虫革命」に遭遇し、放散虫研究を開始する。 プレートテクニクス分野の付加体研究で理学博士の学位取得。1987年新潟大学講師に着任、助教授をヘて2002年より教授。 2014-2017年国際放散虫研究者協会会長をつとめる。2019年に「ほうさんちゅう −ちいさな ふしぎな 生きものの かたち−」(アリス館)を出版。

名称:
ワークショップ「顕微鏡で放散虫を見てみよう!」
開催日:
2024年4月28日(日)
時間:
14:00-15:00(予定) 定員:20名(お電話でご予約ください 054-251-8700)
場所:
百町森あそび村
料金:
ひと家族税込600円(会員500円)(大人の方のみでもOK)※小学生以上を推奨

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