読み聞かせに向いている絵本 11         『ぼちぼちいこか』

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今日取り上げる絵本はこの季節進路がまだ決まらない方を意識して『ぼちぼちいこか』です。マイク・セイラー作 ロバート・グロスマン絵 今江祥智訳
顔つきからのんびり、おっとりしているカバが主人公。読者はこれだけでもう安堵感を覚える。そのカバが消防士の格好をして「消防士になれるやろか」と言って梯子を昇ろうとする。ページをめくると梯子の階段が折れた失敗した絵がある。船乗りは…。パイロットは…。バレリーナは…。…。
結末はタイトル通り。
テーマは大人っぽいがストーリーの展開はなかなか笑いのツボに入るらしく、4〜5歳から読み聞かせオッケー。関西弁の訳がリズミカルでユーモラスでまたいい。でもはじめに関西弁の練習をしといた方がいいでしょうう。
大人や大人になろうとする若い方がたどうしの贈り物にはミニ版もお薦め。

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