ジャンル別お薦めの本
のりもの絵本
車の絵本は、作者の思いが込められているものが多いようです。子どもたちは、こういった絵本を読んでもらうことで、豊かなイメージをふくらませます。
自動車が大好きな子には、ここで取り上げたような物語性豊かな本を与えて、より豊かな遊びに発展していくようにさせたいものです。
自動車が好きな子どもの気持ちは、ややもすると大人には理解できない場合があります。こうした絵本を読んでもらうことで、子どもにとっては共感してもらえる大人がそばにいるという安心感にもつながっていくことでしょう。
また、乗りもの絵本にしか興味を持ってくれないと嘆く方がいます。でもご安心下さい。乗りものの本にはたくさんの名作があります。もちろん、本の選択の主導権が子どもに行かないように、親も勉強する必要があります。
(2006年3月 柿田友広)
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小学生の科学
小学生向きの科学の本です。
子育てしながら、これらの本に接して、改めて思います。「やぁ、科学って本当に楽しいですね。」
とにかく、「本はここまで進化したか」と思いますよ。実に、作者の「好き」がこうじて、こんなに充実した本が作られ、私たちは今それを享受できるということは、全く幸せなことです。
(柿田)
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もっとファンタジーを読みたい人に、新旧おすすめの長編ファンタジー
『ハリー・ポッター』刊行以来、ファンタジーを読む子どもが増えました。そのお陰で続々と長編ファンタジーが出るようになったし、それ以前からあったファンタジーも注目され、映画化されることもしばしばです。
今回は今注目の長編ファンタジーの中から、ぜひ読んでほしいものをここでご紹介します。
(コプタ通信2006年7月号より 柿田友広)
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わらべうたは庶民が脈々と伝えてきた教育システム&音楽との最初の出会い!
『「わらべうた」で子育て入門編』の中に、昔は「赤ちゃんが1人生まれると、その家に3人馬鹿が出た。」とあります。皆が寄ってたかって赤ちゃんをあやしに来たんでしょうね。現代人にしてみれば、むしろ羨ましい環境です。 この本の著者の阿部ヤヱさんは、昔は保健所などなかったけど、わらべうたを知っていたから皆が子どもの発達を知っていたとも言います。これもまた羨ましい!
わらべうたは民俗が代々伝えてきた文化で、ことば・詩に旋律が付き運動遊びが付いています。文学でもあり、音楽でもあり、近年は人と人とのコミニケーションツールとしても見直されています。また、もとをただせば、わらべうたは、人として育てるための庶民が持っていた子育ての知恵、子どもと遊ぶためのメニューだったとも言えます。
遊びは自立への第一歩、子どもが生きる力を育むための必須アイテムです。
さらに、将来音楽が好きな子に育てたい時、最初の出会いがわらべうたです。
以下、百町森のおすすめするわらべうたの本やCDです。
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シュタイナー関連書籍
シュタイナー教育は人間の尊厳を大切にした教育として1919年に始まりました。
私は2012年にオストハイマー社の社長さんに案内して頂きドイツ・シュトゥットガルト近郊の幼稚園を2園、そのあと同じドイツのデュッセルドルフの園から高校までの一貫校を見学しました。また、2020年にシュタイナー幼稚園協会代表理事の松浦園さんを講師に、2022年にはシュタイナー治療教育家、名古屋短期大学教授、臨床心理士の山下直樹さんを講師として、百町森の保育・家庭教育セミナーを開き、私はシュタイナーについて多くのことを学びました。私が思っているシュタイナー教育についてはオンライン講座「教育玩具学校」で話しています。お知りになりたい方はどうぞご参加ください。
ここに紹介している本は、シュタイナーやシュタイナー教育について学ぶのに適した本です。皆さんの学びのお役に立つことを願ってやみません。百町森代表・柿田友広
付記:先日お客さんで「バイオグラフィーワーク」に詳しい方がいらっしゃいました。シュタイナー教育は奥が深いと思いました。それについてお知りになりたい方は百町森・柿田までおメールをください。kakita@hyakuchomori.co.jp
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発達と障害
自閉症スペクトラム(ASD)、アスペルガー症候群、学習障害(LD)、注意欠如・多動症(ADHD)といった発達障害の本をご紹介します。
また、ダウン症、知的障害、身体障害などの本も少しですが、ご紹介します。
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読むべき物語はここにある
私が「文庫派』になったわけ
「文庫を買おう」と思ったのは、長男が中一、次男が小五のときでした。私は、子どものころから図書館に通う本好きでしたが、残念ながら何を読んだか覚えていない。結局、覚えているのは自宅の本棚に並んでいた本なんです。また、いわゆる名作はダイジェストどまりだったのも残念でした。せめて自分の子どもには、もう少しましな読書体験をさせたい、と少年文庫を買い始めたのです。文庫なら、ハードカバーと同じ金額で2〜3冊買えて、コンパクトだし(朝読書に最適)、選書もしっかりしていて、古今東西、幅広くカバーできるので言うことなしです。
買ってみると、結構喜んで読んでます。「家にいつもある」のが大事な気がします。読まない本もありますが、「そのうち読むだろ」と、別の本を用意してやります(安いし)。今の悩みは、読みたい本が多くて読み切れないこと。もう少し早く始めればよかった、と今では思います。小学校3・4年くらいから楽しめるものがあるので、とにかく「読んであげる本」として、何冊か試してみて下さい。「読んでもらっているうちに、続きが待てなくて自分で読んじゃった」が理想のパターンです。
(2010年06月 佐々木)
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現実と切り結ぶための読書
『だから、新書を読みなさい』(奥野宣之、サンマーク出版) を読んで、新書の良さを再認識しました。ひとことで言えば、新書とは、門外漢にもわかるような分かりやすい「最高のオリエンテーションツール」であり、定番/ロングセラーを目指した普遍的な内容が魅力の教養書・実用書というわけです。
インターネットでの検索が当たり前の今日では、わからないことや興味を持ったテーマについて、すぐに調べることができます。最新の情報を広い範囲から集めることができるのがメリットですが、一方で、断片的な情報や些末的な情報も多く、情報の信頼性も自分で判断しなければなりません。その点、新書はその分野の専門家が、初心者向けに書いた入門書なので、基本が体系的にまとめられていて、内容の信頼性も高いと言えます。「急がば回れ」で、こういった入門書で全体像を把握しておくことで、ネット上の情報がより深く理解できるのではないでしょうか。
一方、子どもの読書を長いスパンで見ると、絵本〜おはなし〜幼年童話〜児童文学と、物語の世界がどんどん深く広くなっていきます。それと平行して、中学生くらいから、自分自身や現実の世界への興味もどんどんふくらんできます。そういった興味に答えるものとして、中学生・高校生を対象に、その分野の一流の専門家が、わかりやすく書き下ろした新書が出ていますので、ぜひお試しください。
2010年6月 佐々木