ナルニア国ものがたり
ディズニーによる映画化で、一躍脚光を浴びることになった「ナルニア」ですが、日本では40年も前から、読み継がれてきたロングセラーのファンタジーです。
7つの物語は独立していますが、全体として「ナルニア」の誕生から滅亡までを描いた壮大な年代記となっています。
品格ある装幀のハードカバー版、コンパクトで廉価な文庫版、ハードカバー版よりひと回り小さくて持ちやすく、挿絵がカラーになったカラー版の3種類があります。
(2006年3月 佐々木隆行)
お客様の声 わが家の「ナルニア」物語
三人兄妹の真ん中が小4、下が小3の秋から「ナルニア」1巻「魔女とライオン」を読み始めました。それまでいつも本好きの長男の成長に合わせて本を選んでいたのを反省し、また長男は中1になっていて私に本を読んでもらうのを卒業しつつあったので、下の二人の為に読み始めたのす。
実は、子供に読む事を、私の方が楽しみにしていました。自分一人で読むより、せっかく読むなら子供と共感しながらの方が、ずっと楽しい事を知っていましたから。
1巻目はとっても子供に好評でした。読んでいても、一冊に詰まっている「出来事」がとても濃厚で。まるで何冊分かの本を読んだようでした。今までの児童書より読むのにずっと時間がかかりました。
結局、全七巻読破するまで丸2年がかかりました!
といっても、途中で杉山亮さんの「晴之助全6巻」を挟み、その他の絵本も随分読みました。それは、途中で飽きてしまったとかではなく、1冊読むのと「ああ、読んだ〜〜」という感じになり、一冊を心の中でこなす時間が必要だったようです。
そして、1ヶ月、2ヶ月間をあけて「また、続ける?」というと、子供たちは「うん、読んで読んで」と言うのでした。
さて、「最後の戦い」を読み終わった時、小4だった息子は、小6になろうとしていました。最後に読み終わった時「ママ、ついに終わったね、ああ面白かったよ。僕、ママに寝る前読んでもらうのもうこれで終わりにするよ。これからは自分で読むから」と言ったのです。2年間、スーザン、ルーシー、ピーター、アドマンドと一緒に冒険し、考え成長した・・・のかな、とうれしくなりました。
PS:兄の方は、私が弟たちに読んでいるのを隣の部屋で聞いていたようで、2巻目からは学校の図書室で借り読んでいたようです。
(山形県 Aさん)