暴力は絶対だめ!

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商品の説明

「子どものしつけに暴力は不要」――『長くつ下のピッピ』を生んだ作家リンドグレーンは、1978年にドイツ書店協会平和賞授賞式で力強く訴えた。その提言は世論を動かし、スウェーデンでは、世界ではじめて子どもへの体罰を禁止する法律を定めるきっかけにもなった。子どもとかかわる全てのひとを希望へと導く名演説。

(出版社サイトより)

私はこの本を24年11月号の「ピース&エコ」のコーナーで取り上げました。小野三千代著『子どもに定番絵本の読み聞かせを』の中で、著者が「おとなの都合」として取り上げた3つ目の「ためになる絵本」のところの話が、平和のためになど社会的なことをテーマにしたものを子どもに読むことについて書いてあったからで、私も大変に共感したからです。以下がその要約です。

「おはなし会」はただ軽く笑って楽しい時間を過ごすだけでもダメでだろうし、かといって戦争、貧困、差別、環境問題などの社会的テーマの絵本を読めばいいか、そもそもそれらは大人が引き起こしてしまったものなのだからこれもダメでは…。平和の大切さは私も伝えたいが、残酷な映像を見せたり、センチメンタルな戦争児童文学を読み聞かせるだけでは…そう思い悩む中で、リンドグレーンの『暴力は絶対だめ!』という中の言葉に出会いました。

「平和について話すということは、存在しない何かについて話すということです。真の平和というのは、この地上には存在しませんし、わたくしたちが明らかに達成できない目標という意味以上には、たぶん存在してこなかったでしょう。人類は、地球に生まれてこのかた、暴力と戦いに明け暮れてきました。そして、つかのま存在する、壊れやすい平和は、絶えず脅威にさらされていたのです。」(『暴力は絶対だめ!』より)

他者と自由で安心な関係を築き、いっしょに暴力に頼らない解決法を探っていかねばということーーを、本の力を借りて子どもの心の中に打ち立てる事ができれば、これこそ平和に通じる道だ…と言えるのでは。

ここは、読み聞かせや子どもの本に関わる者が陥りやすいところ、肝に銘じなければなりません。私もモヤモヤした気持ちがすっきりとしました。(百町森・柿田)

商品詳細

著: アストリッド・リンドグレーン
訳: 石井 登志子
内容: 38ページ
製作: 岩波書店 (日本)
初版発行日: 2015年08月06日

商品の仕様(色、材質、形状、パッケージなど)は予告なく変更することがあります。記載されているすべての寸法と重量は目安であり、それをお約束するものではありません。

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