岩波少年文庫

思い出のマーニー(上)

  • 岩波少年文庫 思い出のマーニー(上)
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商品の説明

上質なタイム・ファンタジーでもあるこの作品は、肉親を亡くした子どもの心情、里親への思いなどの描写は驚くほど現実味があります。

映画化されましたが、まずは自分だけのイメージをつくるためにも。あるいは、観てから読むとより深く理解が進みます。

あらすじ

幼い頃に母と祖母を相次いで亡くしたアンナは里親と暮らしていますが、周囲になじめません。

アンナは「何か目に見えない魔法の輪」の内側にみんながいて、自分自身は外側にいると感じています。だから何事にも無関心、無気力です。

心配した周囲のおとなたちに転地療養のために海辺の避暑地へ送られたアンナは不思議な少女マーニーと出会います。

互いにひかれ合い仲よくなった二人ですがそれは秘密の友情でした。

マーニーは裕福で大きなお屋敷に住んでいますが、外出や村の子と遊ぶことなどは禁じられていたし、アンナは初めての友だちを自分の中だけにしまっておいたからです。

アンナはマーニーには自分の悩みを打ち明けました。そして次第に心をほぐしていきます。

マーニーがこわがる村はずれの風車小屋で嵐にあったあと、アンナはしばらく寝込みます。その後マーニーは遠くへ行くと別れを告げます。

マーニーが暮らしていた海辺の屋敷には新しい家族が引っ越してきます。その一家と仲よくなったアンナはいつしか「内側」へ入れるようになっています。

そして明かされるマーニーの謎!なんと、マーニーは時をさかのぼってちょうどアンナの祖母の世代の少女だったのです。

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アンナとマーニーの不思議なつながりも明らかになりますが、この辺は読んでからのお楽しみ。

単行本、大人っぽい装丁の『特装版 思い出のマーニー』(19×13cm)も出ました。

(コプタ通信2014年8月号より 築山真希子(つきちゃん))

商品詳細

年齢: 小学高学年〜
作: J.G.ロビンソン
訳: 松野正子
さし絵: ペギー・フォートナム
寸法: 17×12cm
内容: 238p 
製作: 岩波書店
初版発行日: 2008年11月18日

商品の仕様(色、材質、形状、パッケージなど)は予告なく変更することがあります。記載されているすべての寸法と重量は目安であり、それをお約束するものではありません。

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