岩波少年文庫 156
ふたごの兄弟の物語 上
- 岩波少年文庫 ふたごの兄弟の物語・上
- 760円+税(10%税込836円)
054-251-8700
商品の説明
ふたごの兄弟のジャコモとラウレンゾーは「二しずくの水のように」そっくり。両親でさえ行いでしか二人を見分けられないほど。貧しいけれど何の心配もなく幸せに子ども時代を過ごした二人ですが15歳の時に親たちが相次いで亡くなり、世の中へ出ていくことになります。二人一緒の働き口を探しますがなかなか難しく、ついには二手に分かれた道を別々に行くことに・・・。兄は有名な貴金属細工師と出会って弟子入りし、こつこつ修行を積みますが、弟が出会ったのは泥棒の親方!何かの役には立つだろうと修行を積んで錠前破りも鮮やかな手さばきも身につけます。修了試験は、ある城主が持っている銀のカップを盗むこと。勇気と知恵を使ってお城に入ったものの、どうしても盗みを働きたくない彼が取った行動は・・・?
とにかく誠実で、しかも聡明なこのふたごたち、片方は地に足のついた真面目な暮らしを続け、他方は定職に就かず旅を重ねますが、互いを思いやり窮地にあれば助けに駆けつけあって鮮やかに冒険を重ねて行きます。美しいお姫さまや騎士、宿屋に親方と昔話風の装いですが、描かれる人間模様はある意味とても現代的。というかすでに50年を経た作品なので普遍的といった方がいいかも知れません。『王への手紙』を書いたのと同じ作者の作品。どちらも主人公の優れた人柄が魅力的で、人間への信頼のようなものを感じられます。心ゆくまで冒険をお楽しみ下さい。(中学年〜)
(藤原真紀子、コプタ通信2010年01月号より)
そっくりだけれど、性格はまったくちがうふたごの物語。まじめに貴金属細工の修業をするラウレンゾーと、ぬすみがうまくて、歌と冒険が大好きなジャコモ。盗難事件にまきこまれたり、片方を好きになったお姫さまから誤解されたりと、ゆかいなできごとの数かずに、うり二つであることを利用しながら力をあわせていどみます。(出版社サイトより)
商品詳細
年齢: | 小学校高学年〜 |
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作: | トンケ・ドラフト |
訳: | 西村由美 |
寸法: | 17×12cm |
内容: | 並製・カバー・326頁 |
製作: | 岩波書店 (日本) |
初版発行日: | 2008年12月16日 |
原著: | VERHALEN VAN DE TWEELINGBROERS (1961) |
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