岩波少年文庫258
ロッタの夢
- ロッタの夢/ノーマジョンストン・谷口由美子(岩波少年文庫)
- 880円+税(10%税込968円)
054-251-8700
商品の説明
一家6人でドイツからアメリカに渡ってきた13歳の少女ロッタ。生活は苦しく、学校も通えず市場で使い走りを始めます。動物の扱いは上手だけれど実は読み書きができない父はなかなか仕事につけず、やっと働き始めた矢先に今度は怪我で失業し、その後行方知れずに…。
父に代わって家族を養おうと奮闘した兄は食料を盗んで警察に捕まります。ロッタが途方に暮れていると近くにいた女性が、困窮する移民を助けているオルコット夫人を紹介してくれます。オルコット一家のおかげで兄は釈放されて仕事を見つけ、ロッタもオルコット家の姉妹と親しくなって英語とドイツ語を教え合うようになります。オルコット氏が父を探し出してくれて、一家は新しい一歩を踏み出しますが、その時ロッタが選んだ道は…。
正統派過ぎるほど正統派の少女小説♡しかも『あの』若草物語の作者一家と知り合う主人公!若草物語の作者の伝記を手掛けたことがきっかけで生まれたという本作は、訳者あとがきにもあるように「フィクションとノンフィクション」がまざりあっているところが魅力的です。
若草物語に親しんだ読者なら「この場面は若草物語のあの部分と重なるのね」という楽しみかたもできますし、これがきっかけで若草物語を読むのもおすすめです。
(コプタ通信2023年9月号より つきちゃんこと築山真希子)
1848年11月。12歳のロッタは、ボストンの街をさまよっていた。祖国ドイツから約束の地にやってきたのに、父さんは酒びたりで仕事もうまくいかない。母さんが望む教育も、貧しい移民だから受けられない。失意の日々のなか、ロッタは貧民救済活動を行うオルコット一家と知り合い、自らの道を見つけだす。史実に基づいた成長物語。
(出版社サイトより)
商品詳細
作: | ノーマ・ジョンストン |
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訳: | 谷口 由美子 |
絵: | 平澤 朋子 |
寸法: | 17×12cm |
製作: | 岩波書店 (日本) |
初版発行日: | 2023年06月15日 |
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