岩波少年文庫 595
王のしるし 上
- 岩波少年文庫 王のしるし 上
- 680円+税(10%税込748円)
054-251-8700
商品の説明
舞台はローマ帝国時代のスコットランド。剣闘士フィドルスは同じサーカス団の四人との闘いに勝って自由を手にする。しかし商人の父と女奴隷の母の間に生まれ、父の急逝のため奴隷身分のまま育った彼は初めての自由をもてあまし、酒の勢いで乱闘に巻き込まれて逮捕されてしまう。そんな彼をこっそり救い出したのは北のダルリアッド族の血を引く商人だった。商人はフィドルスに、死んだはずの王子の替え玉となり反乱軍を指揮して欲しいという。ダルリアッド族は前王の死後、王の異母妹が王子を始末して女王となって民を支配している。王子は実は生存しているが盲人にされたため王位につくことができない。そこで王子とうり二つのフィドルスを闘技場で見かけた商人がこの計画を思いついたのだった。フィドルスはこの仕事を引き受け、反乱の計画は実行される。しかし女王は間一髪逃げてしまい、自分の出身氏族を後ろ盾に戦いを挑んでくる。王となったフィドルスは一族を指揮し戦い抜く中で、やがて真の王として成長していくが・・。
壮大な歴史ロマン、読みごたえ十分! 最初に読んだ小学生の時はひたすら筋を追い手に汗握り、二度目に読んだ大学時代には時代背景などスケールの大きさに圧倒され、今回三度目には登場人物の奥行きの深さに感銘を受けました。これぞ本気で書かれた子どもの本(?)、本気で楽しんでくださいね。(小学高〜)
(築山真希子、コプタ通信2010年04月号より)
今からおよそ2000年前のスコットランド。奴隷の剣闘士フィドルスは、不当に王位を奪われ盲目にされた馬族の王マイダーに顔かたちが似ているところから、王の身代りをつとめることになる。小さな氏族の運命をかけた戦いのなかで、フィドルスはいつしか真の王になってゆく。人は何によって生きるかを深く問う、衝撃作。(出版社サイトより)
商品詳細
年齢: | 中学生〜 |
---|---|
作: | ローズマリ・サトクリフ |
訳: | 猪熊葉子 |
寸法: | 17×12cm |
内容: | 並製・カバー・254頁 |
製作: | 岩波書店 (日本) |
初版発行日: | 2010年1月15日 |
原著: | THE MARK OF THE HORSE LORD (1965) |
商品の仕様(色、材質、形状、パッケージなど)は予告なく変更することがあります。記載されているすべての寸法と重量は目安であり、それをお約束するものではありません。