ホメーロスの
イーリアス物語
- 岩波少年文庫 ホメーロスのイーリアス物語
- 880円+税(10%税込968円)
054-251-8700
商品の説明
本書は伝説的な古代の史実、トロイア戦争の顛末を描いた世界的な叙事詩をイギリスの児童文学作家が読みやすく物語に仕立てた作品です。
あらすじ
「いちばん美しい人に」と書かれた金のリンゴをめぐって三人の女神が争い、トロイアの王子バリスに審判をゆだねます。
パリスは世界一の美女を約束した女神を選び、約束通り美女ヘレネーを与えられます。
といってもヘレネーはギリシアの王たちの一人メネラーオスの妃なのでパリスが盗み出しました。
これが発端となってギリシアの王たちの軍勢はトロイアを攻め、十年にわたる戦争が始まります。
アキレウスは人間と女神の間に生まれた比類なき武将でほぼ不死身ですが弱点はアキレス腱。
トロイア軍ではパリスの兄ヘクトールが最も輝かしい戦士です。・・・
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淡々とした語り口調ですが、アガメムノーンの尊大さやアキレウスの熱くなりやすい性質など登場人物の様子が生き生きと浮き彫りにされ、ぐいぐい引き込まれます。
武器は槍や剣、飛び道具も弓矢や投石器くらい、馬が曳く戦車と人と人のぶつかり合いが主である古代の戦闘では個人の武力と勇気がモノを言うんだなあと実感するような臨場感にあふれています。
なんとなく知っている‘トロイのヘレン’‘トロイの木馬’などの言葉の元になったこの有名な物語、何をいまさらなどと思わず一度手に取ってください。圧倒的な迫力です。
あとがきや解説も充実。高学年くらいから、大人も充分楽しめます。
(コプタ通信2014年4月号より 築山真希子(つきちゃん))
商品詳細
年齢: | 小学高学年〜 |
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作: | バーバラ・レオニ・ピッカード |
訳: | 高杉 一郎 |
寸法: | 17×12cm |
内容: | 374p |
製作: | 岩波書店(少年文庫版) |
初版発行日: | 2013年10月16日 |
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