リンドグレーン・コレクション
名探偵カッレ 城跡の謎
- 名探偵カッレ 城跡の謎/リンドグレーン
- 2,000円+税(10%税込2,200円)
054-251-8700
商品の説明
探偵志望のカッレ少年は、毎日町を見廻って、怪しいことがないか目を光らせていますが、残念ながらスウェーデンののどかな田舎町では、酔っ払いが夜中に教会の小銭をくすねて、朝には返すくらいの事件しか起こりません。
ところが、隣に住む同い年の少女エヴァロッタの家に現れた「エイナルおじさん」は非常に怪しい!ざっと挙げてみると、1.ある日突然やってきた。2.鍵を開ける道具を所持。3.夜中に窓からこっそりでかける。4.拳銃を所持。5.とても落ち着きがない。などなど…。
カッレは、おじさんを見張りつつ、友だちのアンデッシュとエヴァロッタの3人で組んで、サーカス団を作ったり、別の友だちグループとの「バラ戦争」ごっこをしたりと、充実した夏休みを過ごします。
ところが、おじさんと二人組の男の不穏な会話を偶然盗み聞きしたことから、思わぬ事件が発覚!カッレの推理が光り、日頃の努力が実を結びます。手に汗握る冒険の結末は、読んでみてのお楽しみ!
子どもらしい空想や遊びが満載の日常と、本物の犯罪事件がうまく組み合わさり、痛快な物語に仕上がっています。読み返すと何気ないところがきちんと伏線になっていて、さすがリンドグレーンさん、上手いなぁと感服。
原作は1946年発表ですが、今も古さを感じさせない面白さ。今回は9月に出た新訳で読みましたが、挿絵も感じがよく、訳もすっきり現代的。手元にあるあとがきが、1957年版と1965年版の旧訳と比べても遜色ない仕上がりなので、昔からのファンの皆様もご安心を。
新たなファンを獲得して、より一層ご長寿の作品となることを願っています。読み直したい方にもおすすめです。本の好きな高学年から。
(コプタ通信2019年12月号より つきちゃんこと築山真希子)
商品詳細
作: | アストリッド・リンドグレーン |
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訳: | 菱木 晃子 |
絵: | 平澤 朋子 |
寸法: | 22×16cm |
内容: | 246ページ |
製作: | 岩波書店 (日本) |
初版発行日: | 2019年09月25日 |
商品の仕様(色、材質、形状、パッケージなど)は予告なく変更することがあります。記載されているすべての寸法と重量は目安であり、それをお約束するものではありません。
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