地図と星座の少女
- 地図と星座の少女/キランミルウッドハーグレイブ・オリアムーザ
- 2,300円+税(10%税込2,530円)
054-251-8700
商品の説明
架空の島ジョヤ島。母と双子の弟を熱病で亡くした13歳の少女イサベラは地図職人の父と二人で暮らしています。ジョヤ島の中でもイサベラの住むグロメラは、刺だらけの木を植えた森で区切られてほかの土地と行き来することを禁じられています。
総督の娘ループとイサベラは親友同士ですが、ループが新学期の前日に働きに来ていた同級生の女の子を禁じられた森の果樹園にフルーツを取りに行かせると、翌日女の子は何者かに襲われて遺体で発見されました。イサベラがループを責めたため、ループは書き置きを残して犯人を探しに森へ行ってしまいます。
イサベラは母の形見の島の地図を持参して総督自らが指揮する捜索隊に加わり、森へと分け入っていきます。森では「追われ人」と呼ばれる盗賊のような人々に襲われますが、そこで保護されていたループと再会します。そこへ恐ろしい魔獣が襲ってきて「追われ人」のリーダーや総督たちが捨て身で魔獣と戦って子どもたちを逃がします。イサベラとループは地下の迷宮へ迷い込みますが、そこで島に伝わる伝説の真実や総督の秘密を知ります…。
独特の雰囲気をもつ重厚なファンタジー。少女たちを待つ運命はなかなか過酷です。やや難解な作品、訳者のあとがきは作品理解のためにも必読。一度通読したあとに何度か読み返して精読したくなる作品です。お楽しみください。
(コプタ通信2023年7月号より つきちゃんこと築山真希子)
美しかった島は姿を変え、友だちは森に消えた。13歳のイサベラは、真相を追って禁じられた森へと足を踏み入れる。星を読み、不思議な地図に導かれて――。
ウォーターストーンズ児童文学賞とブリティッシュブックアワードをW受賞、カーネギー賞ほかノミネート多数。各国で絶賛された、伝説と魔法きらめく冒険ファンタジー。
(出版社サイトより)
商品詳細
作: | キラン・ミルウッド・ハーグレイブ |
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絵: | オリア・ムーザ |
訳: | 佐藤 志敦 |
内容: | 316ページ |
製作: | 岩波書店 (日本) |
初版発行日: | 2023年04月27日 |
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