岩波ジュニア新書 293
ピーター流らくらく学習術
- ピーター流らくらく学習術
- 740円+税(10%税込814円)
054-251-8700
商品の説明
テレビでもお馴染みのピーター・フランクルさんは、数学者であり大道芸人であり、12カ国語を操ることができるすごい人です。彼の趣味は「勉強」だと聞いたら、驚きますか?だから頭がいいんだ、と納得しますか?でも、彼の言う「勉強」とは、日本の教育の中でイメージするものとはだいぶ違います。
韓国で学習の意味で使っているのは「コンブハダ」、漢字では「工夫」と書きます。この言葉はけっして暗いイメージではありません。本来、学習して物事を知ることは楽しいことです。それまで知らなかったことを知る、わからなかったことを理解できる、できなかったことができるようになるのですから、こんなに楽しいことはありません。ぼくはそう思っていますが、みなさんはどうでしょうか。
暗記よりも考え方を大切にし、計算も筆算でなく電卓でOK。強制ではなく、自分に合った、楽しめるやり方を見つけなさい、と彼は言います。そして、この本には、そんな彼が実践したいろいろなアイデアが詰まっています。彼の本当にすごいところは、自分のアイデアに固執せず、他人のアイデアも取り入れて、どんどん自分に合った形に変えて行くところじゃないでしょうか。この柔軟さが全てのもとという気がします。
ただ、ご注意いただきたいのは、参考書コーナーに並んでいる「学習法」のような、具体的で細かい指示はまったく書いてありません。ここにあるのは、むしろその前の「考え方」。成績を上げることよりも、自分の人生を豊かに生きる、あるいは日本という枠に閉じこもらずにもっと広い視点を持って生きるためのヒントがいっぱいあります。そして、そのために、楽しみながら学習することが大切なんだと教えてくれます。子どもだけでなく、大人にも参考になると思います。
とは言っても、勉強に役立つこともいろいろありますよ。この本のよいところは、「勉強」という言葉の持つ暗いイメージが払拭されて、「これ試してみよう!」って思えるところですね。世界を渡り歩く彼ならではの話に、目からウロコが落ちること間違いなし。
12ヵ国語を自由に操り、大道芸人としても有名な数学者。彼はモノを持たず、頭と心に財産を持つことをモットーとしている。どうすれば楽しく学びながら、頭の財産をふやすことができるか、また自分に自信を持つことができるか。自らの生き方、数学や日本語をはじめとする外国語の学習法を公開する。 (出版社サイトより)
目次
- 楽しく学ぶ
- マニュアルでなく、自分の判断で
- 自信をつける
- 発想力を大切に
- ぼくの外国語学習法
- 自分に最適の方法を見つけよう
- 日本をソフト社会に
商品詳細
著: | ピーター・フランクル |
---|---|
寸法: | 17.5×10.5cm |
内容: | 186p |
製作: | 岩波書店 (日本) |
初版発行日: | 1997年10月20日 |
商品の仕様(色、材質、形状、パッケージなど)は予告なく変更することがあります。記載されているすべての寸法と重量は目安であり、それをお約束するものではありません。