ジュニア新書 653

古典がもっと好きになる

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商品の説明

「古文の授業がおもしろくない」というだけで、日本の古典が嫌いになってしまってはもったいない! 実は、オカルトあり、恋愛ありのわくわくの宝庫なのです。教科書でもおなじみの作品を〈超訳〉で紹介しながら、自称「古文おちこぼれ」だった国文学者が、奥深い古典の世界の楽しみ方、文法にしばられない原文の読み方を案内。(出版社サイトより)

私も「古文」嫌いの一人ですが、この本を読んだら、その苦手意識が消えました。それどころか、「ちょっと読んでみようかな」と、紹介されていた『堤中納言物語』に挑戦する始末。実際には、すらすらと読めるわけではなく、挫折したのですが、さほどのダメージもなく「またの機会に読んでみよう」などと気楽に考えています。

それというのも、この本には、「古典って面白いよ!」「この話はここが面白いよ!」「教科書に載せられない部分にこそ若い世代にとって面白い話があるよ」「文法にしばられなくても楽しめるよ!」「古文は知らない国の言葉じゃなくて、単なる昔の日本語。慣れることが大事。」といったメッセージがちりばめられていて、ものすごく勇気づけられるからなんですね。著者の田中さんご自身が自称「古文おちこぼれ」だった体験を活かして書いてくださっているからでしょう。ブックガイドとしても読めるので、ここから興味を持った作品にチャレンジしてみるのもいいと思います。

みなさんは、「古文」が好きですか? もしかしたら、「あんな外国語のようなもの」「品詞分解ばっかりでめんどうくさい」「しんきくさくてつまらない」なんて思っていませんか。それでは、安倍晴明が活躍する「陰陽師」はどうでしょう?

わけのわからない原文を読まされる古文はつまらなくても、古典そのものは実はとてもおもしろい、ということをこの本の著者、田中貴子さんは繰り返しアピールしています。古文の授業に興味がないというだけで日本の古典が嫌いになってしまってはもったいない!「陰陽師」もそうですが、古典は、オカルトあり、恋愛あり、感動ありのわくわくの宝庫なのです。

この本では、教科書でもおなじみの作品を〈超訳〉で紹介しながら、自称「古文おちこぼれ」だった国文学者の田中さんが、奥深い古典の世界の楽しみ方、さらには文法にしばられない原文の読み方を案内します。

なごみの〈和風〉があいかわらずブームですが、ファッションやデザートを楽しむのと同じような気軽さで、ぜひ古典文学の世界をのぞいてみてください。

(出版社サイトより)

目次

  • 序章 古文が嫌いになる前に
  • 第1章 「古典」が生まれた背景
  • 第2章 古文に慣れよう
  • 第3章 『徒然草』を遊ぼう
  • 第4章 百人一首うらばなし
  • 第5章 『堤中納言物語』より「花桜折る中将」を読む
  • 第6章 女もすなる『土佐日記』
  • 第7章 「しんとく丸」の死と再生
  • 第8章 能・狂言に描かれた女性たち
  • あとがきにかえて――私が古文を好きになるまで

商品詳細

年齢: 高校生〜
著: 田中貴子
寸法: 17×10.5cm
内容: 並製・カバー・188頁
製作: 岩波書店 (日本)
初版発行日: 2004年06月18日

商品の仕様(色、材質、形状、パッケージなど)は予告なく変更することがあります。記載されているすべての寸法と重量は目安であり、それをお約束するものではありません。

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