ジュニア新書 544

ピラミッドの謎

ピラミッドの謎

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商品の説明

エジプト調査で有名な吉村教授の著作。ミイラやピラミッドに関して最新の知識をちりばめた楽しい読み物に仕上がっています。

世界の七不思議で今に残る唯一のもの、ピラミッド。それは私たちにさまざまの謎を投げかける。なんのために、どんなふうにつくられたのか、ミイラはなぜつくられたのか、ツタンカーメンのマスクに代表される大量の黄金はどこにあったのか。昨年の著者たちによる未盗掘完全ミイラ大発見の記録とあわせて、謎解きをする。（出版社サイトより）

目次

1. ミイラ発見
2. ミイラはなぜつくられたのか
3. ツタンカーメンの謎
4. ピラミッドはなぜつくられたのか
5. ピラミッド建造法の謎を解く
6. 古代エジプト三大美女の謎

内容紹介

ツタンカーメン王の黄金のマスクはご存じですよね。少年王の甘いマスクは忘れられません。ところがです。ツタンカーメンのほんとうの顔はあのマスクとかけ離れていたようなのです！！

びっくりですね。ミイラ本体から顔を復元してみると、マスクの顔とちがっていたのです。これはどうしてなのでしょう？　その謎は本書で推理しています。

また、若くして亡くなり、はなばなしい業績のないツタンカーメンが、あれだけ豪華な遺品をもっていたことは、何を物語っているのでしょうか。それは、古代エジプトの王の権力と財力をもっともよくあらわしているのだ、と著者の吉村先生は語っています。

30年前、著者たちは、エジプトの地でじっさいにピラミッドをつくったのです。なぜ？　それは、建造法の謎を解くためでした。もちろん、高さ139メートル、底辺230メートルもある大ピラミッドはできませんから、高さ15メートル、底辺20メートルのミニ・ピラミッドでした。

それで、何がわかったのか。ひとつは、石を載せたソリの下にコロを入れて、ソリをうまくすべらせていくことはできない、ということでした。コロはソリの方向と直角にコロコロと転がればいいのですが、斜めになってしまい、むしろ進むに足手まといだったのです。では、どうして運んだのでしょう？　これについても本書で謎を解いています。ほかにも、いろんな謎が解けました。

まだまだ謎は増えるばかりの古代エジプト。本書には、そのおもしろさがたっぷりつまっています。（出版社サイトより）