戦争は女の顔をしていない

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生命を生む側の女性が人を殺すなんて!

商品の説明

2015年ノーベル文学賞受賞!

…「敵と言ったって人間だわ」…両手が震え始めて、全身に悪寒が走った。恐怖のようなものが…。今でも眠っているとき、ふとあの感覚がよみがえってくる…。ベニヤの標的は撃ったけど生きた人間を撃つのは難しかった。…私は気を取り直して引き金を引いた。彼は両腕を振り上げて、倒れた。…恐怖心にとらわれた。私は人間を殺したんだ。…私たちは隊に戻ると、この気持ちを話して聴かせた。…クラーワが言ってきかせた。「奴らに同情しちゃだめよ。憎むの」クラーワのおとうさんはファシストに殺された。…これは女の仕事じゃない、憎んで、殺すなんて。

(本文より)

旧ソ連では、百万人の女性が看護師とかでなく兵士として最前線で従軍した。

しかし、戦争が終わってから、彼女達は白い目で見られ、その悲惨な経験の多くは隠されたままだった。

これは女性ジャーナリストの著者が500人にインタビューしそれをひもといていった本。

この本は戦争の真実、真の悲惨さを描いています。

(コプタ通信2016年5月号より 柿田)

商品詳細

年齢: 高校生〜大人
作: スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ
訳: 三浦みどり
寸法: 15×10cm
内容: 498p
製作: 岩波書店
初版発行日: 16年2月16日

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