さがそう!マイゴノサウルス
- さがそう!マイゴノサウルス/やましたこうへい
- 1,800円+税(10%税込1,980円)
054-251-8700
商品の説明
なかなか面白い本です。よく似た恐竜たちがいろいろいるページの中から正解を見つけ出す「絵探し絵本」的な内容なんですが、よく似た恐竜というのが、ちゃんと存在していて名前がついているリアルな恐竜なんです。
例えば、ステゴサウルスを探す場面では、首が長めのミラガイアや、背中の板が小さいウェルホサウルスなど、ステゴサウルスによく似た恐竜が10種類以上います。その中で正解を探すのです。後ろの解説ページに、名前や特徴が書いてあるので、違いがよくわかるという仕掛けになっています。
ステゴサウルス(剣竜類)のほか、トリケラトプス(角竜類)、ディプロドクス(竜脚形類)、ティラノサウルス(獣脚類)、プテラノドン(翼竜類)などのページがあり、主な恐竜がカバーされています。
国立科学館の真鍋真さんが監修しているので、安心感があります。
(柿田友広)
たのしい恐竜の絵さがし絵本です。トリケラトプスのような、つのりゅうや、アンキロサウルスのような、よろいりゅう、ティラノサウルスのような一見肉食恐竜でも、タルボサウルスやギガノトサウルスのようにそっくりな、だけどよく見ると違う恐竜がたくさんいいて、そっくりな恐竜たちが描かれるページから、マイゴになった恐竜たちをさがす絵本です。最後の方には、その解説として、答えとともに、他の恐竜などの名前や特徴の説明が詳しく書かれています。
ここには228種類の恐竜が登場します。国立化学博物館の真鍋真さん監修のもと描かれた作品で、ティラノサウルスに羽毛が生えていることが最新の研究でわかってきていることからこの絵本に登場するティラノサウルスには、羽毛が描かれています。また、2014年に報告されたスピノサウルスやデイノケイルスなど最新の復元を紹介しています。そして、エドモントサウルスの頭骨は平らですが、その上に柔らかいとさかのようなものが確認された研究が発表され、その部分も忠実に描かれています。
恐竜の名前についての意味の解説もとても面白いのです!
例えば…
サウルス=トカゲ
ラプトル=どろぼう
ドン=歯
などなど…
著書は、アートディレクターのやましたこうへいさん。昆虫や爬虫類などの生き物が好きで、定期的に開催される、恐竜博ではキャラクターデザインや、グッズなどのディレクションを行っているそうです。
細かい絵と、リアルだけどどこかかわいらしい恐竜のイラスト、さがし絵をしながら、恐竜の特徴や生態について深く知ることができる素晴らしい作品です。おすすめです!!
(斎藤千紗)
「ぼくたち、まいごになっちゃった。」やってきたのは、トリケラトプスやティラノサウルスたち。おなじ仲間を探してあげようとページをめくると、画面にはティラノサウルスの仲間の獣脚類がいっぱい! 形が似ているもの、色が似ているもの、小さいもの、大きいもの、さあ、ティラノサウルスはどこだろう? 図鑑とは違い、恐竜たちの食性やくらしていた環境も織り交ぜながら描かれていて、絵さがしの楽しさだけではなく、恐竜たちの生態にも触れることができます。全部で228種類の恐竜が描かれ、日本で発見されて名前がついているものはすべて登場しています。後半には、すべての恐竜たちの名前も載せた解説ページがついて、子どもたちの知的好奇心も満たします。
著者のメッセージ
たとえば、わたしが飼っている日本石亀だが、個体によって食の好みや性格のちがいなど、それぞれ個性を見せてくれる。オスとメスとでちがうのはもちろん、成長過程や繁殖時期などにもさまざまな姿を見せてくれる。それが、そのまま恐竜に当てはまるかは定かではないが、恐竜たちにも個性があったと想像することはとても楽しい。
恐竜は、確かにこの地球上にいた生き物である。絶滅してもなお、化石や足跡などさまざまな痕跡から懸命に生きていた姿を読み取ることができる。 この本を通じて、恐竜が生きた時代と今がつながっていることを感じ、恐竜だけでなく、生き物を好きになってほしい。それぞれ個性があることは、自然で素敵なことだと感じてもらえれば幸いである。
編集者より
最初の10場面はまいごの恐竜の仲間を捜す探し物遊びを楽しんで、その後の答えページでは、登場した恐竜たちすべての名前、生きていた時代、生きていた場所がわかる、楽しく学べる絵本です。ちょっとむずかしめの最新情報もやさしく説明して、恐竜のことをよく知りたい気持ちにおこたえします!
著者紹介
編者:真鍋 真
国立科学博物館・地学研究部・グループ長。東京生まれ。横浜国立大学教育学部卒業、米イェール大学大学院理学研究科修士課程修了、英ブリストル大学大学院理学研究科PhD課程修了。博士(理学)。恐竜など中生代の爬虫類、鳥類の研究を専門としている。また、博物館の展示の開発、特別展の企画・監修、書籍・図鑑等の監修を多く手がけている。
作者:やましたこうへい
1971年生まれ。恐竜博で、キャラクターデザインやグッズなどのディレクションを行っている。絵本に「ばななせんせい」シリーズ(童心社)など。TV番組や教科書(理科)のキャラクターデザイン、挿し絵、園庭遊具など、さまざまな分野で活躍中。日本アンリ・ファーブル会会員。デザインレーベル「mountain mountain」代表。
(出版社サイトより)
商品詳細
作: | やましたこうへい |
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監修: | 真鍋 真 |
寸法: | 29cm×25cm |
内容: | 48ページ |
製作: | 偕成社 |
初版発行日: | 2015年 08月 |
商品の仕様(色、材質、形状、パッケージなど)は予告なく変更することがあります。記載されているすべての寸法と重量は目安であり、それをお約束するものではありません。