商品の説明

夜空に見えるおつきさまは、まぁるくて、ほわほわとやわらかな明るさを放ち、そこにいてくれるという安心感をくれます。様々な人々が家路を急ぐ時や、ふとした時に見えるおつきさまの存在に心が満たされ、それぞれが幸福に包まれれるような優しく心地よい作品。荒井良二さんの描く絵は、夢あふれていて、なにか特別なギフトをもらったようなあたたかい気持ちになります。

静かに淡々と月に想いを馳せて、楽しみたい1冊。私は、以前に小学5年生の読み聞かせで読んだことがあります。じんわりと伝わるものがあると思います。大人も子どもも、ごほうびみたいなおつきさまを絵本を読みながら受け取って、それがたくさんの人に伝わればいいなと思います。

（スタッフちさ／「絵本のじかんVol.4宇宙」より）

夕暮れの公園で、乳母車の中から赤ちゃんが空を見ています。東の空から、まんまるい月がのぼってきました。
バレエの練習から帰る女の子や、新しい運動靴を買った男の子、仕事が終わった洋裁店の親子や、ギターの練習をしている人、夕食のかたづけをするおじいさんとおばあさん。町に暮らす人たちも、ふと見あげた空にまるい月をみつけます。
公園にあつまった猫たち、山にいる熊の親子、海でジャンプするクジラの上にも、まるい月が輝いています。
それぞれの人が暮らす、それぞれの場所に、やさしい光がふりそそぐ夜。町の公園では、にぎやかなお祭りがはじまりました。

（出版社サイトより）