なつのいちにち
- なつのいちにち/はたこうしろう
- 1,000円+税(10%税込1,100円)
054-251-8700
商品の説明
暑い暑い夏の日。クワガタムシのいる山をめざしてぼくは走った。まっ白な日ざし、青い草のにおい。ページの中からあふれだす夏!
著者からのメッセージ
夏の本が出来ました。この本はボクの頭と体の中にある夏のイメージをギューッと絞って落ちた雫の形です。この本は「夏」に送ったラブレターです。
夏の終わりには飽き飽きしたスイカも、冬に思い出すとたまらなく食べたくなるでしょう。ボクはそんなとき、夏が恋しくてたまらなくなることがあります。思い出すのはいつも少年時代の夏。田圃や畦や水路の小川で遊んだ人生の黄金期。あの夏を想うと今でもドキドキと胸が躍ります。この本を描いたのは、まだ肌寒い季節。まるで遠い夏に恋する気持ちで描きました。だからラブレターなんです。
あと、この本には少ししか文章がありません。あっという間に読めてしまいます。でも、絵と物語をゆっくり追うことで、それぞれの人が知っている「夏の音」や「夏の匂い」、「夏の空気」を感じてもらえたらいいなと思います。
ボクが子どもたちとこの本を見るときには、文章にはない音を声に出したり、匂いや湿度や手に触れた感じなんかを物語といっしょに話してみたいです。実は読み聞かせをするときは、読み手が絵を見て感じたことをどんどん勝手に継ぎ足して文章を作ってもらっても面白いと思っています。効果音も入れて「外はお日さまがカーッ!うるさいぐらいのセミの声がシャーンシャーンシャーンシャーン!道路がひかって眩しいぐらいです」とか「森に入ると空気がヒヤーっとして、さっきまでの汗でボトボトに濡れたシャツが冷たく感じました。一寸元気がでてきたぞ。とぉーりゃー!」なんてね。そうすればそれぞれの夏のイメージの本が出来るでしょう。
絵を見た人の耳や鼻まで刺激する。そんな絵本になってたらうれしいです。四年も待ってくれた編集の広松さんに感謝です。(はたこうしろう)
(出版社サイトより)
商品詳細
年齢: | 3・4歳から |
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作: | はたこうしろう |
寸法: | 26×22cm |
内容: | 32ページ |
製作: | 偕成社 |
初版発行日: | 2004年07月 |
商品の仕様(色、材質、形状、パッケージなど)は予告なく変更することがあります。記載されているすべての寸法と重量は目安であり、それをお約束するものではありません。