還って行く者
鹿の王 下巻
- 鹿の王 下/上橋菜穂子
- 1,600円+税(10%税込1,760円)
054-251-8700
商品の説明
民族の問題とか、ある意味とてもタイムリーです。上橋菜穂子らしさ全開です。
あらすじ
東の大国に支配されているアカファ王国。その最西端の山岳地帯に点在する少数民族はアカファ王国が大国の属州となったあとも抵抗を続けていたが、ついに従属を余儀なくされる。
そこで有利な交渉をするために敵を困らせた上で華々しく散る一隊がつくられる。この隊の頭領ヴァンは最後の戦いでも生き残り岩塩鉱で奴隷となる。
ある日この岩塩鉱の人々が不思議な犬に噛まれたのち謎の病で死ぬ。ヴァンと幼い女の子の二人だけが生き残り、ヴァンは子どもを連れて逃亡する。
その後同じ犬がアカファの王族と大国の支配層が集う会場に乱入し、やはり死者を出す。
アカファの医術師ホッサルは謎の病の究明に必死で取り組む。ホッサルはかつてよく似た謎の病で国が滅びた少数民族の出身だが、種族は医術に長けた特殊な一族としてアカファの中でも特別な存在だった。
やがて広がり始めた謎の病の死者は大国からの移住者ばかりだったため‘アカファの呪い’と囁かれる。
一方ヴァンは途中で出会った若者の一族に迎えられ、なくてはならない存在となっていく。しかしヴァンが宿した不思議な力をめぐって様々な糸が周囲に張り巡らされていく。
やがて不思議な犬とある民族のつながりが明らかになり、王国を巡る隠謀が浮上する。ホッサルを取り巻く王国上層部の思惑、ヴァンが関わる辺境の人々、それらが出会って絡み合う大団円…!
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すごい大作なのであらすじも十分に紹介しきれません。
とても緻密な構成で、内容も深く、国家についてとか、伝染病についてとか、生と死とか、色々なことを考えさせてくれます。
(コプタ通信2015年3月号より 築山真希子(つきちゃん))
商品詳細
年齢: | 小学高学年〜 |
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作: | 上橋菜穂子 |
寸法: | 19×14cm |
内容: | 560p |
製作: | 角川書店 |
初版発行日: | 2014年9月24日 |
商品の仕様(色、材質、形状、パッケージなど)は予告なく変更することがあります。記載されているすべての寸法と重量は目安であり、それをお約束するものではありません。