赤毛のアン
- 赤毛のアン/青い鳥文庫
- 660円+税(10%税込726円)
054-251-8700
商品の説明
今、NHK朝の連続ドラマで再注目されている村岡花子訳の「赤毛のアン」。村岡訳は日本にアンを最初に紹介しました。
現在は、当時の日本にはなかった風物など訳しきれなかったところを後進の訳者たちが補完し、「完訳」と銘打った別訳もたくさん出ています。
けれども古風な村岡訳は作者モンゴメリの精神と、古風な暮らしぶりの小さな村や風変わりな女の子の姿をいきいきと伝えた名訳、今も根強く親しまれているようです。
あらすじ
アンは孤児院から、男の子を希望していた家にやってきます。
引き取られてからも自分をからかった男の子の頭に石版をたたきつけたり、お酒とジュースを間違えて友だちを酔っ払わせたり、香料とクスリを間違えてケーキを焼いたりといった騒動を次々引き起こします。
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これほどドラマティックで喜劇的な要素を盛り込んでいるのに全体の印象は可憐。これはアンが美しいものへのひたむきな憧れを、溢れるようなおしゃべりの中にちりばめているからでしょう。
アンのこの憧れを、作者と訳者と私たち読者がわかち合っている気がするところが大きな魅力です。
本書は少年文庫サイズの青い鳥文庫版、原訳を現代的に少しアレンジし今の女の子たちにも手に取りやすい装いにしてあります。
アレンジを手がけたのは原訳者の孫、朝ドラの原作者村岡理恵。村岡訳に愛着はあるが文体に抵抗があって自分の子どもが読んでくれない、という方はまずはこちらをどうぞ。
もし気に入れば原訳との細部の違いも楽しんでみてくださいね。
熱烈なモンゴメリマニアとして、この作品が次世代にも愛され続けることを願っています。
(コプタ通信2014年7月号より 築山真希子(つきちゃん))
商品詳細
年齢: | 小学高学年〜 |
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作: | L.M.モンゴメリ |
訳: | 村岡花子 |
画: | HACCAN |
寸法: | 17×12cm |
内容: | 358p |
製作: | 講談社 |
初版発行日: | 2008年7月13日 |
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