赤毛のアン8

アンの娘リラ

  • アンの娘リラ/LMモンゴメリ・村岡花子
  • 1,200円+税(10%税込1,320円)
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商品の説明

本作は「赤毛のアン」シリーズの8作目で、主人公はアンの末娘リラです。15歳のリラは初めてのダンスパーティで以前から気になっていた青年、ケネスとロマンティックなひとときを過ごします。ところが、パーティのさなか、イギリスがドイツに宣戦布告したというニュースが伝えられ、リラにとってのパーティは台無しに。

「あたしたちカナダ人に大きな関係があると思う?」とたずねていたリラですが、やがて兄や親しい友だちが出征し、数か月で終わると考えられていた戦争は何年にもおよび、伝えられる戦局に一喜一憂する日々。そんな中、リラは赤十字少女団の結成を呼びかけ、会の運営で重要な役割を果たしたり、寄付を頼みに行った先で成り行きで赤ん坊を引き取ってしまい、育児に奮闘したり…。

子どもの頃からの愛読作家作品の中ではそれほど好きだと思ったことがなかった本作ですが、最近、テレビで報道される世界情勢に心が疲弊していく中で無性に読みたくなりました。読み返してみて、リラの抱く不安や悲しみ、重苦しくのしかかる空気感などがとてもリアルに感じられ、自分の心の揺れが大き過ぎるほどでしたが、戦争に対する自分の気持ちを誰かと分かち合えたような満足感がありました。

もちろん、時代や立場が違うので、価値観が違うと思う描写や語り口もたくさんあるのですが、根底に流れる生きること、愛することへの讃歌には素直に勇気づけられ、戦争の終わる結末に希望を感じました。

今だからこそ読んでみていただきたい1冊。「赤毛のアン」を読んでなくても大丈夫だと思います。もし、本作を読んだあとに関連するシリーズをさかのぼってお読みになるようでしたら、個人的にはアンの新婚時代を描いた「アンの夢の家」からがおすすめです。

(コプタ通信2022年5月号より つきちゃんこと築山真希子)

「アン一家のお話」のラストも、愛と感動がいっぱい!

アンの子どもたちは成長し、末娘リラは15歳。 そんなしあわせなアン一家にも、第一次世界大戦の影がしのびより、 兄たちは戦争へ、そして、リラが思いをよせていたケネスもそれに続き……。

大きな不安や悲しみ、さまざまな試練がふりかかる中でも、 希望を胸に明るく成長していくリラ。 そして、戦争がおわってまもないある日、 玄関のベルがなり、ドアをあけたリラの前に立っていたのは……。

大人気「赤毛のアン・シリーズ」第8弾!

(出版社サイトより)

商品詳細

作: ルーシー.モード・モンゴメリ
訳: 村岡 花子
絵: HACCAN
寸法: 18×11cm
内容: 480ページ
製作: 講談社 (日本)
初版発行日: 2020年10月14日

商品の仕様(色、材質、形状、パッケージなど)は予告なく変更することがあります。記載されているすべての寸法と重量は目安であり、それをお約束するものではありません。

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