パパはたいちょうさん わたしはガイドさん

  • パパはたいちょうさんわたしはガイドさん
  • 1,700円+税(10%税込1,870円)
  • 買物かごへ
電話でのお問い合わせ・注文・ご予約はこちら。
054-251-8700

商品の説明

手を繋ぎ学校へと向かう親子。杖を握るパパは目が見えず、アイパッチを付ける『わたし』も微かに見えるだけ。二人の通学はまるで冒険。行き交う車は動物たちの立てる音として聞こえ、横断歩道は川になります。その描写はユニークで楽しいのですが、視力に障害を持つ『わたし』の不安の表れとも感じられ、その不安に明るさと繊細さで寄り添うパパの優しさが響きます。人物は写実的に、動物はイラストとして描き分けるカラフルな絵も魅力的。

(コプタ通信2024年4月号より ゆずりはすみれ)

わたしの目は、かすかに見えるけれど、パパの目は見えない。でもね、パパはだれよりもずっと、たくさんのものを見てる――。

視覚障がいのある娘と父親は通学路をジャングル探検ととらえ、さまざまな想像を膨らませながら楽しく通学しています。行きかう街の車をパンダやジャガーなどの動物と見立てたり、横断歩道を大きな川にかかる橋と想像したり……。信号を待っている間の人混みのざわざわは、オウムたちの鳴き声のようです。

父親は、少し見える娘のことを「ぼくの ガイドさん」といいます。でも娘にとっては、父親こそが、頼れる「わたしの たいちょうさん」なのです。

「わたし」の視点で進むお話は「パパ」への信頼と愛情に溢れ、ふたりの強い絆が感じられます。美しい色彩で、父親と娘の温かな心の交流を描いた優しい気持ちになれる1冊。

2021年クアトロガトス財団賞受賞、2022年IBBY オナーリストに選出のスペインの翻訳絵本。

(出版社サイトより)

商品詳細

作: ゴンサロ・モウレ
絵: マリア・ヒロン
訳: 星野 由美
内容: 33ページ
製作: PHP研究所 (日本)
初版発行日: 2023年12月20日

商品の仕様(色、材質、形状、パッケージなど)は予告なく変更することがあります。記載されているすべての寸法と重量は目安であり、それをお約束するものではありません。

この記事を書いた人

ゆずりはすみれ

百町森にいる詩の好きなコウモリ。食べること寝ること詩を書くことが大好き。(スタッフ紹介ページへ

この商品が含まれる商品カテゴリ・特集

本・絵本