ホワイトバード

  • ホワイトバード/RJパラシオ・エリカSパール・中井はるの
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商品の説明

アメリカの大都市に住む男の子ジュリアンは学校の課題のために、パリにいる祖母のサラにビデオ通話で彼女の子どもの頃の体験を聞かせてもらいます。

サラはフランスの田舎町で裕福で幸せな子ども時代を過ごしていましたが、ナチス侵攻後、じわじわと生活が脅かされていきます。ある日の授業中、ナチスが子どもたちをさらいに向かっているから、サラを含めユダヤ人の子は抵抗運動の青年と森へ逃げるようにと言われます。ところがサラは衝動的に校舎へ戻って隠れ、結果的にはそれが運命を分けることに。森へ逃げた一行は見つかって連行されます。サラがいないことも気づかれましたが、クラスメイトの少年の助けで学校を脱出し、下水道を通って彼の家にかくまわれることに。

少年は小児マヒのせいで足が不自由な上、両親が下水の仕事をしているため、クラスで仲間外れでした。サラも今まで彼を無視しており、トルトゥー(カニ)というあだ名しか知りませんでしたが、彼の本名はジュリアン。孫のジュリアンは彼の名をもらったのです。

サラはその後数年間、彼とその両親のおかげで生き延び、ジュリアンとの間にはやがて淡い恋が生まれます。ところがある日、ジュリアンを悲劇が襲います…。

ユダヤ人迫害を生き延びた祖母が語り、孫が聞くという設定のおかげで物語にすっとなじめます。サラの話を聞いたジュリアンの言葉や行動から未来への希望ももらえます。サラを守ったジュリアンの家族のように行動できる人間でありたいものです。10代から大人まで、多くの方に届きますように。

(コプタ通信2024年3月号より つきちゃんこと築山真希子)

いじめをして退学になり、新しい学校に通いだしたジュリアンは、学校の宿題でおばあちゃんの子どものころの話を作文に書こうと思い立つ。おばあちゃんが語ってくれた少女時代の戦争の記憶は、ジュリアンの想像をはるかに超えたものだった――それは、身を斬られるように辛く、そしてなお、人の温もりを感じる物語だったのだ。 世界的ベストセラーになったR・J・パラシオ『ワンダー』のスピンオフ作品。

(出版社サイトより)

商品詳細

原作: R・J・パラシオ
ノベライズ: エリカ・S・パール
訳: 中井はるの
内容: 314ページ
製作: ほるぷ出版 (日本)
初版発行日: 2023/11/21

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