原発事故は終わっていない

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商品の説明

著者は、繰り返し『原発は即刻全廃』と訴え、原発事故当時のこと、福島第一原発の廃炉の困難極まる状況、原発作業員の過酷な状況、避難地域の様子や汚染の状況などを実際の科学的な数値を示しながら解説しています。そして、この事故の責任は国と東京電力にあると述べ、さらに私たち一人ひとりにも責任があると言います。

小出さん自身、夢に燃えて原子力の平和利用の研究を選択したそうですが、それが誤りであることにすぐ気づき、原発をやめさせるために原子力の研究を続けてきました。『原子力の暴走を許し、子どもたちに処分できない核のゴミを残す自分が許せない。責任を果たすためにも、原子力を廃絶させようと思います。』と述べています。

(コプタ通信2021年8月号より 山崎直子)

福島原発事故から10年。
原子力の場にいた人間として、私には原発をやめさせることができなかった重い責任があります。 もちろん、原子力を進めてきた国と電力会社には猛烈に重い責任があります。 同時に、日本人一人ひとりにも責任があると私は思っています。

原子力廃絶を訴え続けて半世紀、反骨の科学者、渾身の書き下ろし。

2011年3月11日に起きた東京電力福島第一原発事故は、10年経過した今も収束できず、被災者の苦難は依然として続いている。一方、加害者である東京電力と日本政府は、「原発事故の反省と教訓を風化させることなく、福島への責任を果たしていく」と発言しながらも、原発を推し進めている。

本書では、福島第一原子力発電所の現状、見逃してはならない原発にまつわる諸問題(世界に逆行する日本の原発輸出政策/汚染水の海洋放出問題/原子力産業の現在/原発マネーに群がる人たち/放射性廃棄物、処分場誘致の動き〈北海道寿都町・北海道神恵内村〉/原発再稼働をめぐる立地自治体の葛藤〈東日本大震災で被災した東北電力女川原発の再稼働・40年超の関西電力高浜原発、再稼働手続き開始〉)など、著者だからこそ知り得た稀有な情報を取り上げ、解説する。

原発事故の風化に警鐘を鳴らし、原発の危険性を説き、原発ゼロ社会実現への思念を綴った究極の反原発論。

(出版社サイトより)

商品詳細

著: 小出 裕章
内容: 224ページ
製作: 毎日新聞出版 (日本)
初版発行日: 2021年04月28日

商品の仕様(色、材質、形状、パッケージなど)は予告なく変更することがあります。記載されているすべての寸法と重量は目安であり、それをお約束するものではありません。

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