チョコレート・アンダーグラウンド
- チョコレートアンダーグラウンド/アレックスシアラー・金原瑞人
- 1,200円+税(10%税込1,320円)
054-251-8700
商品の説明
もしも、ある日の夕方5時からチョコレートやアメ、ケーキなどありとあらゆる甘いお菓子が禁止されたら?こっそり隠し持っていても探知機がかぎつけ、違反者を逮捕するとしたら?子どもは矯正施設に送られちゃう。そんなのいやだ!と思っている人が大半なのに「健全健康党」が政権をとり、あっというまに法律が制定され、取り締まりが厳しくなったある国でのお話。
二人の少年がささやかな抵抗を試みます。かつて自分たちが常連だった、お菓子や新聞を売る店のおばさんと一緒に、チョコレートの密売を始めたのです。合言葉を決め、口コミで販路を広げ…。やがて店の地下でチョコレートやお菓子を飲み食いして楽しく過ごせるバーまで始めますが、当局に目をつけられ…。
実は物語の序盤から中盤あたりまではあまりにもわかりやすい風刺とメッセージ性、デフォルメされた人物描写に少々抵抗を感じて読み進めるのに苦戦したのですが、途中からハラハラドキドキ、気がついたら夢中になり、終盤のスカッとする感じを味わってから、もう一度最初から読み直しました。登場人物たちもちゃんと人間臭いし、物語にこめられたメッセージもわかりやすいようで深かった!意外な人物がキーとなって救いがもたらされる展開も満足。
百町森の新しい代表、「サムくん」(←私、彼が生まれた時から知ってるんです♪)おすすめの一冊。新しい作品ではありませんが、古くならないのがすごい。というか、今読むべき要素が詰まっている気がします。本が好きなら高学年くらいから読めると思いますが、大人にもおすすめです。
(コプタ通信2025年5月号より つきちゃんこと築山真希子)
舞台はおそらく現代のある国。選挙で勝利をおさめた〈健全健康党〉は、なんと〈チョコレート禁止法〉を発令した! 国じゅうから甘いものが処分されていく……。
そんなおかしな法律に疑問を抱いた、チョコレート大好き少年のハントリーとスマッジャーは、チョコレートを密造し、〈地下チョコバー〉を始めることにした! しかし〈健全健康党〉の「少年団」に密告され、スマッジャーは捕まってしまう。やがて再教育されたスマッジャーが戻ってきた。 彼は変わってしまった。闘志も革命心も感じられない。スマッジャーは洗脳されてしまったのだろうか…。
(出版社サイトより)
商品詳細
著: | アレックス・シアラー |
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訳: | 金原瑞人 |
内容: | 512ページ |
製作: | 求龍堂 (日本) |
初版発行日: | 2004年05月 |
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