商品の説明

小学5年生のわたしとみこおばさん、港の公園のベンチに座って二人でチョコレートを食べていると、ふいにおばさんは風船売りの男とニワトリの話を始めた。ニワトリは、その日の風の様子を風船売りに伝える役目をしていたが、ある日ニワトリのついたうそによって、ふたりに思いがけないつらいことが起こってしまう。結末に納得がいかないわたしは続きの話を作り…。造本の美しさがステキなお話に花を添える。

（コプタ通信2023年1月号より　柿田）

休みの日、みこおばさんに連れられ神戸を訪れた私。チョコレートを食べながら、今日見たもののなかで好きだったものをあげろと言われ、私は「異人館、風見鶏、風船売り、チョコレート・・・・・・」とこたえます。すると、みこおばさんはニワトリと風船売りがでてくるお話を語りはじめました。それは、たった一度のウソが恐ろしい結末につながるお話でしたが、それを聞いた私は・・・。

冒頭の、「時間がとけていくみたい」というおばさんの言葉が伏線となって、あたたかなエンディングへとつながるストーリー。読む楽しさを十分に味わえる作品です。　小学校高学年から

（出版社サイトより）