コンラート ローレンツ物語
ガンたちとともに
- ガンたちとともに コンラート・ローレンツ物語
- 1,300円+税(10%税込1,430円)
054-251-8700
商品の説明
後にノーベル賞を受賞するまで偉大な研究をしたローレンツについての伝記的な本。自分の好きなことをとことん究めてやり抜くことを教えてくれる。
あらすじ
ローレンツは子どもの頃から動物が大好き、家の中はさながら動物園。
両親はそんな彼を叱らずに見守っていた。
彼は大人になり医者になったが動物への思いから後に研究者に転身。
そんななか、野生のガンの卵をアヒルに温めてもらって、卵がかえるところを見ていたら、目線の合った雛が、なぜかずっとローレンツの後ろをついてくるという体験をする。
これについて彼は、鳥は最初に見たものを親と認識するのではないかと考える。
これが、動物が生まれてから早い時期に見られる学習行動“刷り込み"について明らかにするきっかけだ。
ローレンツはこんな風にして動物の不思議さに魅せられて行く。
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出版社からのコメント
本書を訳してくださった樋口先生は、子どものころから生きものが好きで、いろいろな生きものを飼育し、観察していたそうです。自分で作った孵卵器でキジ類の卵をかえし、雛を見て、いのちのふしぎに感動した体験をお持ちです。そして学者になり、長年鳥類の研究をされてきました。
この本の原書を読んで、ローレンツのように生きもののことが本当に好きで、一途にその道を究めてきた方に訳してもらいたいと思っていた私は、樋口先生の著書を読んでいて「この人だ! 」と感じました。お会いしてみると想像通りの方で、お話ししていて先生の鳥への思いがひしひしと伝わってきました。私がこの原稿を書いている今も、研究のため、ガラパゴスやサハリンへと飛び回っているはずです。
自分の好きなことを究めるのは、楽しいことばかりではないかもしれませんが、だからこそ、あきらめずに続けていくことが大切なのだと、子どもたちに感じてもらえたらと思います。
(コプタ通信2013年11月号より 柿田)
商品詳細
年齢: | 小学校中学年以上 |
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作: | イレーヌ・グリーンスタイン |
訳: | 樋口 広芳 |
寸法: | 29×22cm |
内容: | 32p |
製作: | 福音館書店 |
初版発行日: | 2013年9月11日 |
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