美乃里の夏
- 美乃里の夏/藤巻史絵 (福音館文庫)
- 600円+税(10%税込660円)
054-251-8700
商品の説明
夏休みの雰囲気がたっぷり味わえて、この時季にぴったりですよ。
あらすじ
ごぼうのように背が高いことが悩みの5年生の美乃里は、同じクラスの須賀くんが好き。
ところが夏休み直前のある日、幼稚園からずっと仲良しの小柄でかわいい茜ちゃんも須賀くんのことが好きなこと、須賀くんも茜ちゃんを見ていることに気づいてしまいます。
夏休みの前日の帰り道、転んだ拍子に、クラスの飼育係として美乃里が預かったインコが逃げてしまいます。
泣いていると同じ5年生で名前も「実〈みのり〉」と書く見知らぬ男の子がインコを捕まえてきてくれました。
その後、偶然近所の銭湯「木島の湯」で再会した二人は、銭湯の壁に描かれた森の絵が男湯と女湯でつながっていることを確かめたくて、風呂掃除を買って出ます。
そしていつもしかめっ面の銭湯の主、木島さんが料理上手なこと、銭湯の壁の絵を自分で描いたことなどを知ります。
やがて夏が終わり、それぞれのお別れのときを迎えますが、実くんとの銭湯で出来事を通し、美乃里はコンプレックスを少し乗り越え、成長します。
そして、茜ちゃんと須賀くんのことも、両思いでよかった、と思えるようになっていきます。
こうしてもつれた絆が解け、頼朝は伊豆での人生を前向きに歩み始めます。
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美乃里のすなおな性格もいとおしいし、木島さんの味わいのある人柄もいい感じです。
実くんと彼の祖母の抱えている切ない事情、木島さんの過去、美乃里の父の実家でのエピソードなど奥行きもあります。
(コプタ通信2015年9月号より 築山真希子 つきちゃん)
商品詳細
年齢: | 小学高学年〜 |
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著: | 藤巻吏絵 |
絵: | 長新太 |
寸法: | 17×13cm |
内容: | 208p |
製作: | 福音館書店 |
初版発行日: | 2015年4月10日 |
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