バンビ 森に生きる
- バンビ森に生きる/フェーリクスザルテン
- 1,800円+税(10%税込1,980円)
054-251-8700
商品の説明
森の奥で生まれたノロジカの赤ちゃんのバンビは元気な小ジカに育ち、ほかの子ジカやリス、野ウサギ、モリフクロウなどと友だちになります。また、空気のにおいを嗅ぎ分けたり、かすかな物音を聞き分けたりすることや、恐ろしい「アイツ」の存在を学びます。
そんなある日、「アイツ」がやってきて、たくさんの動物を狩り立てて殺し、バンビも母ジカを失います。その後、成長して恋人の争奪戦など様々なことを経験していくのですが、またもやってきた「アイツ」に撃たれてしまいます…。
子どもの頃、不思議と心惹かれ、何度も読み返した記憶のある作品。今回久々に読みかえし、森で生きるものたちの躍動感や生態を活かした描写に驚きました。
作中、「古老」と呼ばれる威厳あるノロジカが登場しますが、幼い頃は古老からバンビが受け継ぐ知恵や命のつながり、生きる喜び、森の荘厳さなどを強く感じました。今回は、動物たちの壮絶な最期や作者の人間への厳しいまなざし、宗教観などが印象的でした。読み手の年齢に応じた味わい方のできる作品です。
派手でも読みやすくもありませんが、じっくり味わって最後まで読み通したときの満足感の深さはまさに不朽の名作。有名なアニメ作品とはひと味もふた味も違う本家本元!本好きの老若男女におすすめします。
(コプタ通信2021年6月号より つきちゃんこと築山真希子)
動物文学の名作を新訳でお届けします!
森に生まれたバンビは、さまざまな動物たちとふれあいながら、喜びや悲しみ、恐怖や孤独の体験を通して、やがておとなのノロジカへと成長していきます。ときに動物たちの死を間近に見、生きることの厳しさを知るバンビ。そして生きぬくための智恵と勇気を自らの行動をもって教え諭し、バンビを導くノロジカの古老。“生きる”ということを真摯に読者に語りかけ、1923年の刊行以来、今なお古びることのない動物文学の名作です。
(出版社サイトより)
商品詳細
作: | フェーリクス・ザルテン |
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訳: | 酒寄 進一 |
画: | ハンス・ベルトレ |
寸法: | 21×16cm |
内容: | 288ページ |
製作: | 福音館書店 (日本) |
初版発行日: | 2021年03月15日 |
商品の仕様(色、材質、形状、パッケージなど)は予告なく変更することがあります。記載されているすべての寸法と重量は目安であり、それをお約束するものではありません。