アートアニメは楽しいぞ
アニメーションと言うと、「千と千尋の神隠し」などの商業アニメを思い浮かべる方が多いと思います。でも、アニメーションという言葉はもともと「アニミズム」からきたもの。本来生命を持たない紙や人形などを一コマずつフィルムに撮り、映写した時、それらが動いて見える・・・という手法を持つ映画全般をアニメーションと呼びます。日本は、天才宮崎駿の出現で商業アニメが非常に盛んです。海外でも評価が高く、日本製アニメは「ジャパニメーション」と呼ばれていたりします。
さて、そんな時代の流れとは別次元で私が大好きなアニメ作品群があります。それは、ちょうど絵本作家が一冊の絵本を書き上げるように、作り手が時間と手間をかけ、ごく少人数で作り上げる個人(プライベート)アニメと言われる作品たちです。商業アニメと比べ知名度もなく、ビデオソフトもすぐ廃番になりがちなのですが、このプライベート・アニメの数々が近頃DVDソフトになってよみがえっています。ウレシ〜! (TVアニメや劇場アニメと区別するためのプライベートアニメという言葉も、昨今ではアートアニメと呼ばれているみたい。ま、いっか・・・。) 『母の友』で「そしてアニメの日々」を連載したのはもう8年も前のこと。懐かしい!(この時の連載全12回はいずれ百町森ホームページに掲載する予定)
さあ、今よみがえる名作のうち、今回は厳選して、6作品をご紹介します。
(相沢康夫)