ユーモラスな表情のKWO社
丸っこい体、背中を丸め、あごを上げた人なつっこい雰囲気、「ポカ〜ン」と口を開けたユーモラスな表情が特長です(オルベルンハウ)。
オルベンハウにあるKWO(Kunstgewerge-Werkstaetten Olbernhau)社は、エルツ山地の中では最大規模のメーカーです。数多くある小さな工房の中で、最も工場生産に近いメーカーと言えます。そのためか、品質は非常に安定しています。
丸っこい体、背中を丸め、あごを上げた人なつっこい雰囲気、「ポカ〜ン」と口を開けたユーモラスな表情は、KWO社ならではのものです。
(2005年10月 佐々木)
ヘルムート・フラーデがデザインした「マックスとモーリッツ」やグリム童話などのお話シリーズもあります。(2009年7月10日 佐々木)
KWO社のけむり出し人形
KWO社のけむり出し人形は、愛嬌のあるユーモラスな表情とどっしりとした体格が特長です。この表情は、伝統的な顔つきに現代の味付けを加えたものだそうです。
そして、よく見ると小物などの細部までが、実に丁寧で美しく仕上げられています。木目を生かす染めもきれいで、加工・塗装とも素晴らしい出来です。
丸っこい体、背中を丸め、あごを上げた人なつっこい雰囲気、「ポカ〜ン」と口を開けたユーモラスな表情は、KWO社ならではのものです。
KWO社の真骨頂 けむり出し人形 |
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RM KWOおもちゃ屋 寸法:18cmH 正面 ジャンボとの比較 |
RM KWOおもちゃ職人 寸法:18cmH 側面 |
RM KWOサンタクロース 寸法:20cmH 正面 ジャンボとの比較 |
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RM KWO雑貨屋 寸法:23cmH 正面 ジャンボとの比較 |
RM KWOカゴ屋 寸法:23cmH 正面 |
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KWO社 ジャンボサイズのけむり出し人形 |
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RM KWOジャンボおもちゃ屋 寸法:35cmH 正面 通常サイズとの比較 |
RM KWOジャンボサンタ 寸法:38cmH 正面 通常サイズとの比較 |
RM KWOジャンボ雑貨屋 寸法:43cmH 正面 通常サイズとの比較 |
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ドイツの子どもの本の古典がミニチュアになった
木のおもちゃや造形についての優れた著作も残したヘルムート・フラーデは、オルベルンハウにフラーデ工房を開き、独特の温かい雰囲気を持つミニチュアを作りました(現在は、娘さんが受け継いでいます)。
そのヘルムート・フラーデが同じオルベルンハウのKWO社のためにデザインしたこのシリーズは、「マックスとモーリッツ」で知られるヴィルヘルム・ブッシュの作品や、グリム童話などドイツ人になじみ深いお話を題材にしたものです。
このシリーズを最も特徴づけているのは、繊細でリアリティあふれる造形です。例えば、肘から手にかけては、一度太さを絞ったあとで、服の袖を表現するためにラッパ状に広げるといった細かい加工を施しています。同様に大腿部や膝から下の部分も、単純な円錐形ではなく、リアルな体を思わせるようなシルエットになっています。
しかしながら、ただリアルなだけではなく、極端に手足を細くすることで、軽やかさと可愛らしさも兼ね備えています。また、絶妙な手足の角度から生まれる躍動感のあるポーズ、染めの淡くて渋い色合い(ギュンター・ライヒェルのおじさんシリーズにも似ています)などが、バランスよくデザインされています。お話の世界をミニチュアで見事に表現したこのシリーズは、ヘルムート・フラーデの傑作であり、エルツ山地の中でも最高のデザインのひとつだと思います。(2009年7月10日 佐々木)
- 製作:
- KWO社(ドイツ)
- デザイン:
- ヘルムート・フラーデ(Helmut Flade)