歴史
創業は17世紀。以来16世代450年間に渡り受け継がれてきたエーケルンド社は、文献が残る同族経営としては世界で最も古い織物会社と言われています。 エーケルンド家の歴史は、教会の記録や過去の法廷記録などの古い文献をたどると明らかになります。1860年以降の一族の記録は帳簿や書簡、クロスの柄見本やパターン帳などを通して完全な形で残っています。
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1692年に会社形態に
会社形態として活動が始められたのは1692年からですので、既に創業3百数十年以上の歴史と言うことになります。 その歴史のみならず、スウェーデン王室との繋がりも強く、長年に渡り王室の御用を賜って参りました。
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スウェーデンのみならずノルウェーでも
また当時、隣国ノルウェーのリネン市場のシェアは、エーケルンドがその大部分を占めていました。1861年の文献には「当時ノルウェーの遥か遠い山岳地方の谷あいの村では、スウェーデン国王カール十二世やカール十三世の名前より、エーケルンド家の名前の方がよく知られていた」と記されています。
伝統だけに頼ることなく、常に新しい視点で
スウェーデンの織物産業が盛んだった頃は、産業従事者人口は約15万人いましたが、現在は 10分の1の1万5千人ほどにまで減少しています。その中でエーケルンド社は、伝統だけに頼ることなく、常に新しい視点で織布技術開発に取り組み、一貫した自社工場による製品製造にこだわって現在に至っています。
たった50名ほどの従業員にもかかわらず、約1,300アイテムの製品を常に供給でき、自社工場からヨーロッパ全土はもとより日本やアメリカにある小売店(約2,000店)へ製品を直送する体制は、北欧人ならではの合理的な考え方から実現されている事と言えるでしょう。
スウェーデン王室の王室のリネン製品
エーケルンド家は、百年以上もスウェーデン王室御用達としてリネン製品を納めています。
1878年に最初の品を納めたという記録が残っています。1877年に当時まだ皇太子だったグスタフ五世が弊社工場をご訪問されたことがきっかけとなりました。グスタフ五世として王位継承されてからも弊社製品を気に入ってくださり、それ以来ご子息のグスタフ六世アドルフ王そして現在のカール十六世グスタフ王の御用も承っています。
そして天皇家にも
世界で唯一の天皇家である日本の天皇皇后両陛下が、2000年および2007年にスウェーデンへご訪問された際、エーケルンドのテーブルクロスをお求めになられました。