利用者の声〜明和ゆたか保育園〜
ボードの経験が生きてくる。遊びを通じてこども達の成長を実感します。
バランスボードはまず、デザインされた外観に強く惹き付けられますね。いわゆる「体育用具」は私の保育観と合わず、以前はカップや長椅子を使っていました。でもこれはバリエーションが少ないのが悩みでした。当園では自由遊びとしてサーキット(回遊路)を常設しています。時間さえ確保すれば大人の狙った育ちが保証される、という意味で非常に使いやすいです。特に冬場や真夏日などには有効で、育ちのチャンスを逃さず、途切れず、チャレンジを継続できます。質感にもバリエーションがあり、またラバーマウントが斜めだったりと、開発段階で「感覚と運動の協応」を意識している事が良く分かります。これは体育用品には無い観点ですよね。
今は僕達が遊んでいた場所も入れなくなり、若い保育者達は「遊び方を知らない」世代です。僕はリトルリーグ(少年野球団)に行っていますが、最近の小学生にはちょっとデコボコした地面ではまともに走れない子もいます。このまま行ったら、もう普通にすら生きていけないのではないか、と心配になります。バランスボードなら設定でいくらでも遊びを作り出せ、屋外で本物の危険にチャレンジをする前に、室内で繰り返し習得できますので管理者としてとても助かります。安全が確保されているからこそ色々と試せて応用力が付き、これが危険回避能力という「知恵」になるのだと思います。
(森本信也園長)
使い始めよりも成長して、ボードから落ちにくくなりました。また育ちの方向も速度も人それぞれということがはっきり分かります。屋外にも経験が繋がり、庭の池で飛び石を渡る時にも安定感が出てきたようです。
特に人気があるのは「リバーロック」と「ロッカー」の2種類。通常のサーキットのほか、ジャンケンで陣取りみたいな遊びもしますよ。アネビーのサンプルプログラムを取り入れれば更に応用発展できそうです。これからも色々と工夫して、こども達とバランスボードを楽しみます。
(北井梨香主任・中村めぐみ幼児主任)